2021年2月1日月曜日

ミャンマーで軍事クーデター

 ミャンマー国軍政権を掌握


ミャンマーで最高指導者のアウンサンスーチー氏がまた拘束された。
ミャンマーは政情が安定せず、いつもこんな事が起こっている国である。

ミャンマーのひすい輸出額は4.2億ドル(443億円)で、資源では天然ガスに次いで多い。
これらのひすいは主に中国の富裕層のために輸出される。
帳簿に載らない輸出もかなりあると言われ、国でどれほど管理できているのか、疑問でもある。


中国ではこの石が殊の外高い価値を持つ。
以前にも書いたことがあるが、この石は孔子が「11の徳」を持つ、と言ったと言われ、一種のステータスシンボルとして貴重な石なのだ。
かの西太后も(本人が本当に聖人であったかかは別の問題として)これの収集に財力を注ぎ込んだ。

ミャンマーはそのために昔から中国と交流がある。
ミャンマー国がひすい鉱山を管理する以前、採掘権は中国人の手にあった。

この緑の石がどれほどの魅力を持つのかわからないが、私は「それほどのものでもないな」と思っている。
この緑色が、永遠の生命を表している、というけれども、実体は塩化鉄かクロムで付いた色だ。
要するに、金属の錆みたいなものでしかない。
ひすい自体にしても、酸化アルミニウムとケイ素の混じったようなものだ。
これが透明な緑色になったとたん、金やダイヤモンドよりも価値があるというのだから、笑える。

中国は世界中から財産をかき集めることに必死になっているようだが、そんなものがどれだけ残るというのか。