アウトドアが出来なくなってから、足の力が衰えてしまった。
山歩きをしないから、筋肉が失われてしまったのである。
なぜか?
今でも去年の6月、奥大日岳での経験がトラウマになっているからである。
この精神状態で、山に行く気持ちにはなれないのである。この時は、けがをするか、死ぬかのどちらかだと真剣に思った。
そして「偶然に」12本アイゼンを着けていたこと、ピッケルが利いたことによって、大事に至らずに済んだ。
これについての複雑な思いが、まだ晴れないのだ。
山の本当の怖さを知った。これまで何十回も危険な山は経験してきたはずなのに、この時は特別だった。
そして体力の衰えと年齢を、改めて認識することになったのである。
以前のような、勘、体力、視力、バランス感覚などが無い。
それらが年々衰えてくる感じだ。
わたしは「たまたま助かった」という登山は「失敗だ」と強く思っている。
そんなのは登山じゃない。
最初から「インシデント」が「想定内」に収まっている登山を、安全な登山というのではないだろうか?
それが「想定外」になった、とすれば、再びそのような行動はすべきでない、と思う。
それが「想定外」になった、とすれば、再びそのような行動はすべきでない、と思う。
理由は「周囲に迷惑をかけるような事はしたくない」からである。
ましてや、個人的なレクレーション中の行いである。
しかし本当にこれで良いのだろうか?という思いも、一方では持っている。
歩かなければ、衰えていくだけだ。
気持ちの整理が付けば、また歩き出したい、と思っている。