2021年2月7日日曜日

ひすい探しはサーフィンに似ている

大波で名高いポルトガルのナザレでのサーフィン大会


ひすい探しは、「波を読む」という点でサーフィンに似ている。
釣りなども、大波を避けるという点で同じなのかもしれないが、ひすい探しの方がこの点に関しては、より瞬発力を要求される。
ひすい探しで一般的なのは「立ちこみ」と言われる、ウェーダー(腰まである長靴)を着用し、「ヒスイかき棒」と言われる溝ジョレンかレイキのような道具を使用して、水中のひすいを掬い上げるスタイルだ。

私は彼らの真似をしない。
ウェーダーは大波に弱く、もしも波にさらわれたら自力ではどうにもならなくなるからだ。
これならまだ、何も着用しないほうがましというものだ(ライフジャケットは着た方がよさそうだが)。

スニーカーを履き、波の引く一瞬の間を狙って、走りこむ。
足元を砂にさらわれると危険だが、ウェーダーに水が入って行動不能となり、波に沖まで持っていかれるよりはましだ。
相当の瞬発力が要求される。
間に合わず、スニーカーがびしょ濡れになることもある。
サーフィンのように「波に乗る」ことが必要だ。すべてはタイミングだ。

時には「一発波」のような巨大な波が来ることもある。
たまたま、石に気を取られている時に、これが来ると危険だ。
足を濡らすぐらいなら良いが、下手をすると全身に波しぶきを浴びることになるだろう。

ひすい探しは私にとっては「スポーツ」である。
行ってきた後は、筋肉痛になることもある。

親不知だと、これくらいの波は比較的静かな時でも来るようだ。

親不知で拾った石。キラキラの結晶が見えるし、光も青く通すが、石が丸いんだよね。
ただ、親不知が特殊なのは、角張った石がほとんど無いことであろう。
激しい波で、全部角が磨滅してしまっているのかもしれない。※ 曹長岩でした。

拾った石だけど、どうだろうかね?

光を当てると、周りの石がみんな緑色になる。