2019年7月11日木曜日

eTrex20が起動しない eTrex20xを購入、日本語化 日本地図

eTrex20を最新ファーム(4.90)にアップデートしたら、なぜか電源が入らなくなってしまった。USBでパソコンに繋いでも、全く反応しなくなってしまった。
リセットも試みたが、そもそもボタンが反応しない。

使い始めてから5年ぐらいは経過していたし、そろそろ寿命だと割り切って、eTrex20xを購入した。ホルダー合わせて2万5千円ほどの出費だが、これが無いと安心して登山ができないので、仕方がない。

ちなみにeTrex20xは英語版。日本語版は価格が5万円近くする。さすがに高すぎる!

英語版は最新のファームウェア(3.0)にアップデートすると、無料のOSM地図を認識しなくなってしまうので、ここからファームウエアの1.06を持ってきて、ダウングレード。

ダウンロードしたファイルをGUPDATE.GCDという名前にリネームし、eTrex本体のGarminフォルダにコピー、再起動するとアップデートを確認するメッセージが出るので、「Yes」ボタンを押せば、ダウングレードされる。

しばらく時間がかかる。この時点ではメッセージはすべて英語。

ダウングレードが終わると、OSM地図を読み込めるようになった(文字コードは英語版の場合、UTF-8形式しか認識しない)。
ファームウエアは最高で2.10までしかバージョンアップできない。(追記2.70までは可能なようです)。それ以上にすると、地図を読み込まなくなってしまうので注意。

要するに、いったん1.06までダウングレードして、UTFの地図を認識させる、という部分がミソのようです(めんどくさっ!)。

詳しい手順はこちらで紹介されている。なお、メニューの日本語化は簡単にできる。

認識しない地図のバイナリーを書き換えるという裏技も存在するらしいのだが、そこまではやろうと思わない。

eTrex20と20xは外観はほとんど変わらない。機能も気持ち動作が速くなった程度。
eTrexはマイナス20度の低温、土砂降りの中でも動作し、衝撃にも強いので、登山には必須のアイテムである。スマホはあくまでも通信手段。GPSとして山では使えない。
山の環境は想像以上に過酷で、弱々しい機械では、ほんとうに心もとない。
特に冬山で重宝する。

日本語化し、すけログさんの地図を使用。すばらしい。
 すけログさん作成の地図は、OSM-Mapをベースに、地理院の10m間隔等高線情報を組み合わせて作成されている。
OSM-Mapは標高情報がかなりいい加減で、使い物にならないが、すけログさんの地図は正確な標高を示してくれる。
ほんとうにありがたい。

登山道情報は、OSM地図に入っているものがあまり正確ではないために、ややずれていることもあるが、実用に支障のあるレベルではない。それよりも、等高線データのほうが重要である。
これだけのものを作られるには、大変な労力がかかっていると思われる。
無償で使わせていただけることに感謝である。

JNXのような画像データではないので、ルート検索、ルート作成ができる。
道迷い防止にはとても有用だ。

地理院地図で表示した、明星山のトラックログ。元あった登山道とは今の道が違うことがわかる。

Garmin BaseCampにすけログさんの地図を読み込ませた画像。登山道の位置が少しずれているが、地形は正確に把握可能だ。

BaseCampで3D表示させることも可能だ。おおまかな地形が、より把握できる。