※ 比重を計ったら、曹長岩でした。
おととい親不知で拾った石は灰色の部分と、白色で結晶キラキラの部分がはっきり分かれた石だった。
灰色の部分には曹長岩特有の大きな結晶。
「きらっ」と光る大きな部分があるのが曹長岩の特徴だと思っている。
線を引いてみると、よりはっきりわかる。
キラキラの白い部分は、光を通すとすごくきれい。
わずかに緑色を帯びた、白い光だ。
私は「はっきりひすいと分かる」石よりもむしろ「判然としない」石の方が好き。
はっきりひすいと分かる石は「悩む楽しみ」が無いから、面白くない。
はっきり分かってしまえば、それで何も考えなくなってしまう。
いろいろな鉱物がぐじゃぐじゃに混じっていた方が、想像力を働かせられる、というものだ。
ひすいは単純な石ではない。
それがまた、ひすい拾いの醍醐味でもあると思っている。
赤い線の上下で、違う石だということがわかる |
曹長岩の部分はわりとガサガサしているが、白い部分は非常に滑らかだ |
白い部分に光を当てると、亜透明であるひすいの光の通し方だと思う。 |