山の雪は、標高が高い分、軽いだろうと思ってはいけない。
最近の地球温暖化の影響もあるのか、山の雪の性質が違ってきているように感じる。
気温は確かに低い。しかし、雪は湿っている。
そのため、スノーシューの裏、靴、スパッツに付く雪がやたらと多いのだ。
しかも気温は普通に低いので、これが氷の様に固まってしまう。
歩くたびに、重りの様になっていく。これは今まで感じたこともない異様な感覚だ。
さらに悪い事に、雪の中をかき分けると、溶けてウエアがすぐに濡れる。
今回は”雪が軽い”という思い込みで、防水対策を十分にしなかった。
このため、歩くたびに濡れ、新雪にまといつかれた。
昔なら今の時期、標高が500mを超えればある程度雪は軽かった。
ましてや新雪が付着することなどなかった。
最近は明らかに様子が違う。
十分に防水スプレーをかけて行く必要があると思った。