2020年10月7日水曜日

コロナ禍の中での登山について

 


政府やマスコミが、経済を動かす必要性から、さかんに外出を推奨しているようだ。
しかし、有効なワクチンも、治療薬もまだ確立されていないのが現状だ。
この中で外出することは、非常にリスクがある。
そのため、考えている人はまだ自粛を続けているようだ。

コロナの影響は思った以上に深刻だ。この間、久しぶりに山に行った時の雰囲気が尋常でないことは、はっきり分かった。
明らかに人出が少なく、半額キャンペーンをやっていても、半額条件が解除になる人数まで、人が来ていない。
「自粛はしなくていい」というのはあくまでも建前であって、本音のところ、人々はまだ警戒を解いておらず、政府やマスコミの笛ではだれも踊っていない。
(これは今後、予想以上の不景気が進行することを意味する。たいへんなことだと思う。今はまだ序の口なのかもしれない)

登山の世界でも、有名な登山家は自粛を呼びかけ、山を持つ県は「山に入っても良いが、それなりのリスクを覚悟するように」警告し、山小屋は今期の営業を中止しているか、早期の小屋仕舞いを実施している。

以上のようなことから、登山はまだ自粛すべきであることが分かる。
多くの危険をくぐり抜けてきた、経験の豊富な登山家ほど、この傾向は強い。
彼らはリスクというものが何なのか、肌身に感じて知っているからである。