ルドラ神の姿。三又の槍を持つ。これはシヴァ神も持っている。人間の三要素(激質、闇質、純質)を表していると言われる。 |
この稜線は、強い風によって大きな雪庇ができる。今年は雪が少なかったので、かなり小さい(3/25) |
インドでは風の神が疫病をもたらすとされていた。インドではヴァーユやルドラと言われていた風の神は、仏教に取り入れられ「風天」という名前で知られるようになる。
これが日本にも伝来し、疫病をもたらす神である、と信じられるようになったのであろう。
京都の建仁寺にある有名な「風神雷神図屏風」はこの神の姿を描いたものである。以下にWikiPediaの「風神」の文章を引用する。
疫病神としての風の神は、空気の流動が農作物や漁業への害をもたらし、人の体内に入ったときは病気を引き起こすという、中世の信仰から生まれたものである。「かぜをひく」の「かぜ」を「風邪」と書くのはこのことに由来すると考えられており、江戸時代には風邪の流行時に風の神を象った藁人形を「送れ送れ」と囃しながら町送りにし、野外に捨てたり川へ流したりしたという[9]。江戸時代の奇談集『絵本百物語』では、風の神は邪気のことであり、風に乗ってあちこちをさまよい、物の隙間、暖かさと寒さの隙間を狙って入り込み、人を見れば口から黄色い息を吹きかけ、その息を浴びたものは病気になってしまうとされる[10]。また「黄なる気をふくは黄は土にして湿気なり」と述べられており、これは中国黄土地帯から飛来する黄砂のことで、雨天の前兆、風による疫病発生を暗示しているものといわれる[9]。西日本各地では、屋外で急な病気や発熱に遭うことを「風にあう」といい、風を自然現象ではなく霊的なものとする民間信仰がみられる[11]。一方で、インドではこの神が病気を治すことが出来る、ともされていた。
そのため、医者の中の医者、千の薬を持つ治療主の主とも呼ばれる。
Rudra was believed to cure diseases, and when people recovered from them or were free of them, that too was attributed to the agency of Rudra.[31] He is asked not to afflict children with disease (RV 7.46.2) and to keep villages free of illness (RV 1.114.1). He is said to have healing remedies (RV 1.43.4), as the best physician of physicians (RV 2.33.4), and as possessed of a thousand medicines (RV 7.46.3). So he is described with an alternative name Vaidyanatha (Lord of Remedies).暴風はすべてを破壊するが、浄化もする。
その浄化の力が、治療の力と同一視されていたのかもしれない。
今、外は暴風雨である。
この風とともに、新型コロナもどこかへ消え失せてほしいものだ。