比重はあるが、すべて翡翠ではない、と思われます(ひすい判定は素人には不可能でしょうね)。 |
※ 糸魚川で拾える石は、ほぼ100%ひすいじゃないです。ひすいを含んだ岩石を「ひすい」だとは言いません。ここも読んでくださいね。
海岸から拾ってきた石を、毎晩眺めていたが、どうしても「本物」が知りたくて、何か方法が無いものだろうか、と調べていた。
すると、「比重」を調べると、判別できるらしいとの情報を得た。
(※ 注意:ひすいに非常に似た岩石であるロディン岩も、比重はひすいとほぼ同じである。したがってこの方法は、あまりあてにならない。
この方法が適用できるのは、拾った石が「もしかしたらヒスイではないか」という場合だけである。角閃石のようにあきらかに違う石の場合、ひすいと変わらない比重のものがほとんど(結晶質の変成岩、ひすい以外の輝石のようなものは、比重が3ぐらいは普通)なので、あくまでも目安程度にしかならない。
この方法で判別可能なのは、比重の低い石英、曹長岩などに対してだけである)
キッチンスケール(重量計)とカップと水、輪ゴムがあれば、「アルキメデスの原理」を使って、簡易的に「比重」を計測できるらしい。
やり方は簡単だ。まず石の重さを計る。
そして、水を入れたカップを乗せ、スケールをゼロにして、石を水中に吊るす。この時、石は完全に水没していなければならない。また、下に着いたり、横に触れたりしてはいけない。
物体の体積分だけ、水が押しのけられるので、その増加した重量を計測するのである。
(物体の密度が大きければ、それだけ物質が詰まっているということなので、体積が小さくなり、押しのけられる水の量は相対的に少なくなるのである。)
純粋な水の比重は約1である(4度の時)。水道水では、温度も高く、カルキなどの不純物も含むので、若干の誤差はあるだろうが、無視できる範囲内である。
物質は、上向きの浮力を得る。
水より軽い物質が水に浮かぶのは、密度が水より小さいからである。
水と油が混じらないのは、そのためだ。
水に沈めた時に押しのけられる水の量は、
その物質の、水にたいする浮力を示している。
つまり、物体の重量に対して、押しのけられる水の量が大きければ大きいほど、体積が大きく、浮力も大きくなる。従ってその物質の密度が低いことになるのである。
従って物体の比重は、以下の公式で求められることになるのである。
重量÷体積=比重
例えば、石の重さが140gあったとする。
そしてこの石を水の中に吊るした時、40g増加したとする。
この時、水に対する比重は140÷40=3.5である。(水の3.5倍、密度が高いということである)
(仮に50g増加すれば、比重は2.8になってしまう)
ヒスイの比重は3.25−3.35だとされているので、不純物を考慮して少なくとも、3以上、3付近の比重がなければならない。
比重が2.6ぐらいだと、その石は石英のようなものだ、ということになる。
上の写真は、比重が3.1を超えたものだが、もっとも高いものは真ん中の白に青灰色の混じった石で3.2ほどあった。
他にも3付近の石は多少あったが、これはおそらく輝石類を含んではいるものの、他の要素も混じっているものだと思われる。
あきらかに翡翠でない石だと、2.6とか2.5付近に集まる。中途半端な値を示す石は、ほとんど無いので、翡翠を判別するには、とても良い方法だ。
私の場合、石英と翡翠を見間違えていることが多いことが分かった。
もちろん、誤差もあるのだが、結果がわりとはっきり出る。
キッチンスケール(重量計)とカップと水、輪ゴムがあれば、「アルキメデスの原理」を使って、簡易的に「比重」を計測できるらしい。
やり方は簡単だ。まず石の重さを計る。
そして、水を入れたカップを乗せ、スケールをゼロにして、石を水中に吊るす。この時、石は完全に水没していなければならない。また、下に着いたり、横に触れたりしてはいけない。
物体の体積分だけ、水が押しのけられるので、その増加した重量を計測するのである。
(物体の密度が大きければ、それだけ物質が詰まっているということなので、体積が小さくなり、押しのけられる水の量は相対的に少なくなるのである。)
純粋な水の比重は約1である(4度の時)。水道水では、温度も高く、カルキなどの不純物も含むので、若干の誤差はあるだろうが、無視できる範囲内である。
物質は、上向きの浮力を得る。
水より軽い物質が水に浮かぶのは、密度が水より小さいからである。
水と油が混じらないのは、そのためだ。
水に沈めた時に押しのけられる水の量は、
その物質の、水にたいする浮力を示している。
つまり、物体の重量に対して、押しのけられる水の量が大きければ大きいほど、体積が大きく、浮力も大きくなる。従ってその物質の密度が低いことになるのである。
従って物体の比重は、以下の公式で求められることになるのである。
重量÷体積=比重
例えば、石の重さが140gあったとする。
そしてこの石を水の中に吊るした時、40g増加したとする。
この時、水に対する比重は140÷40=3.5である。(水の3.5倍、密度が高いということである)
(仮に50g増加すれば、比重は2.8になってしまう)
ヒスイの比重は3.25−3.35だとされているので、不純物を考慮して少なくとも、3以上、3付近の比重がなければならない。
比重が2.6ぐらいだと、その石は石英のようなものだ、ということになる。
上の写真は、比重が3.1を超えたものだが、もっとも高いものは真ん中の白に青灰色の混じった石で3.2ほどあった。
他にも3付近の石は多少あったが、これはおそらく輝石類を含んではいるものの、他の要素も混じっているものだと思われる。
あきらかに翡翠でない石だと、2.6とか2.5付近に集まる。中途半端な値を示す石は、ほとんど無いので、翡翠を判別するには、とても良い方法だ。
私の場合、石英と翡翠を見間違えていることが多いことが分かった。
もちろん、誤差もあるのだが、結果がわりとはっきり出る。