もちろんひすいだとは言えないが、少しひすいが混じっているか、角閃石かであろう。
角閃石は大体黒いが、中には緑色のものもあり、糸魚川にはけっこうあるように思う。
これもまたひすいと間違いやすい石で、比重も3ぐらいある。
※メモ
角閃石の特徴は、黒や深い緑、繊維状の構造、表面がけば立っているようにみえる、一方向の結晶、などであるように見え、比較的わかりやすい。
※メモ
角閃石の特徴は、黒や深い緑、繊維状の構造、表面がけば立っているようにみえる、一方向の結晶、などであるように見え、比較的わかりやすい。
ひすいの色は白いが、角閃石があると緑色がつくような気がする。
つまり、緑閃石の細かい結晶であるネフライトも、角閃石の一種だということになる。
角閃石は一般的な造岩鉱物であり、珍しくない。どこにでもある石である。道路に敷いてある砕石の中にも、多分含まれているものがあると思う。
緑色のものは、ひすいと見分けがつかないものがある。
まあ、目視で判断するのは不可能だろう。フォッサマグナミュージアムの職員さんにでも聞いたら分かるかもしれない。
以前にも書いたように、ひすいとは何かを考えてはいけない。考えてもたぶんわからない。
翡翠は非常に定義があいまいな石である。
ひすいを少しでも含んでいれば、ひすいだと判断する人もいれば、80%以上の含有率が必要だと考える人もある。
つまり、どうだってよいのである。
拾った人が、きれいだと思えば、それがひすいなのだ。