2022年9月2日金曜日

ユークセン石探し 再び

今度は2本目の露頭につながると思われるペグマタイトの近くを探してみる。
落石に近づくと、ピュンピュンアルファ線が飛んでいるのか、ちくちくするくらいだった(笑)(多分そんなことはないよ。帯状疱疹か何かだろ。)
放射線管理区域ではないけど、たぶんかなり線量が高い場所だと思うので、短時間で観察することにした。
雨が降っているので、落石は多いはずだ。

ペグマタイト発見。石英は放射線の影響で透明→白→灰色→黒にまで変色する。黒のものを「モリオン」という。また他の鉱物が混じる事により、紫、緑にも着色する。紫の水晶を「アメシスト」という。(アメシストが放射線によって色づく仕組みはこちらを参照)これは最近鉄イオンの影響だと指摘されている。緑の原因は緑泥石らしい。放射線によって欠損した結晶格子に金属原子が入り込むらしい。

これは多少紫色に色づいているように見える。ガイガーカウンタを持っていないが、おそらく強い放射線を発しているだろう。真ん中の黒い鉱物がおそらく放射線源だと思われる。しかし「ハロ」のようには見えないから、違うかもしれない。

これはかなり灰色になっている。

おそらく一番強く放射線を放っているであろうと思われる石。濃い灰色になっている。下には紫色に変色した鉱物が見える。近づくと皮膚にちくちくした刺激を感じた(多分気のせい(^^)

これにも何か含まれているね

これにも紫色の部分がある。

前回も書いたが、放射性鉱物は手で触れるだけでも放射性物質の粉を取り込んでしまう可能性がある。
ハンマーで叩いたり、割ったりするなど、もってのほかだと思う。
ずっと身に着けたりするのはとても危険。
近くに置くのも、アルファ線は遮れても、ベータ線、ガンマ線の影響を受けるだろう。

こういう鉱物は観察するだけで十分だ。持ち帰るなど危険な行為をしないのが身のためだ。
写真を見ているだけであれば、被曝するおそれもないのだから。