2022年8月29日月曜日

籾糠山(1744m)初めて登った山

 久しぶりに「初めて登る」山に行けた。
以前から気になっていた岐阜県河合村天生峠から行く「籾糠山(もみぬかやま)」。
こちらのサイトによれば、この山は飛鳥時代の代表的な仏師である「鞍作止利(くらつくりのとり)」に関係のある山だそうだ。
止利が神通力で人形に魂を入れて耕作させたところ、たくさんの穀物ができてそのもみ殻が堆積したのが「籾糠山」だということだ。
止利は飛騨にやってきた渡来人と地元の娘信夫との間の子だという。
(歴史上では鞍作止利は中国人司馬達等の孫で、鞍部 多須奈(くらべのたすな)の子だ、ということになっている。飛騨との関係は不明)

登山道の標高差は500m前後で、険しくはない。湿原の中を歩くのでまるで「尾瀬沼」の小規模バージョンといったところか。
このあたりの地質は飛騨帯であり、さまざまな変成岩を見ることができる。
歩くたびに地質が変わるような、面白い場所である。
湿原の入り口では協力金500円の支払いと検温がある

環境整備のために役立てられます

シラネセンキュウかな?

湿原を歩き、少し登ると籾糠山への分岐

山頂着。涼しくて最高だった

山頂より猿ケ馬場山を望む

雲が多くて北アルプスは見えないな

位山のあたりかな

アゲハチョウの一種

このようなゲートが2か所あります

石灰質片麻岩

きれいな沢を何か所も渡渉

電気柵付ゲート

ツリガネニンジンみたいな花

今の時期の湿原には花はあまりないね


尾瀬みたい

天生峠に鎮座する飛騨片麻岩

帰り道、コランダムが観察できるという「羽根谷」に行こうとしたが、立ち入り禁止になっていた。まあ、当然の成り行きだろうな。