Bloggerを使うようになって、4年ほど経過するが、使うごとに良さを感じる。
いい点を挙げればきりがないのだけれども、最も気に入っている点を列挙してみる。
1,広告が出ない
何といっても、これが一番。オプションで一度「AdSense」を利用してみたのだけれども、広告のわずらわしさに辟易させられたのでやめた。
最近のWeb広告は時にJavaScriptを切りたくなるほど、品位がなく、執拗で、低俗だ。詐欺まがいの広告もあふれている。このような広告が、自分の書いた文章の横に表示される不快さは耐え難いものがある。
無料で広告が出ないサービスは、Bloggerがほぼ唯一ではないだろうか?
2,HTML、CSSの知識があれば、自由にカスタマイズできる
多少の知識は必要だが、既存のテンプレートのCSSなどを編集すればかなりカスタマイズ可能だ。「Bloggerはデザインが固定的だ」という人は、レイアウトのカスタマイズを試してみるとよい。欧米圏では自分でHTMLやCSSを編集できる人がきっと多いのであろう。そのために自由にデザインを変えられるオプションがある。下手に複雑なテンプレートがあるよりも、このほうがよほど良い。
3,表示スピードが高速
Googleのサーバーは世界中に分散しており、非常に高速である。また、安定しているために、4年ほど利用しているが、停止したことがない。
高可用性、堅牢性では群を抜いている。
4,HTTPSが標準装備
標準でSSL通信が行われるため、ページが暗号化されている。
現在は今まで主流であったRSA暗号化方式が解読可能になったため、「楕円曲線公開鍵」方式という、非常に高度な暗号化方式が実装されているようだ。今のところP≠NP予想が成立しているため、暗号が解読される可能性は非常に低い。
したがって、安全性も比較的高い。
自前でこれをやると、認証局の登録からやらなければならないため、費用も時間もかかる。
レンタルサーバーなどでは、SSLを利用しようとするとたいていは有料オプションとなる。
サービスが突然終了されるのではないか?という懸念もあるようだが、今のところそのような兆候は全くない。
iPhoneのアプリが終了したのがその兆候である、とか言われているが、そもそもBloggerはGoogleのサービスであって、Androidのアプリがあればそれで問題はないだろう。
また、スマホで編集画面にアクセスすれば、スマホに最適化されたページが表示されるので、まったく不便は感じていない。
数年前には入力インターフェースのアップデートがあったぐらいだから、まだまだ大丈夫である。Bloggerがなくなるときは、ブログの文化が終わるときである。
今のWeb環境において、ブログの情報の占める割合は、依然として非常に大きいと言わざるを得ない。SNSのような、「いいね」やら「拍手」やらと全く無縁であるのも、ブログの存在意義の一つだと思う。
他人の評価を気にせずに自由に書ける。それがブログである。
まさに「言論の自由」の象徴だといえるであろう。
このような、ブログ文化が継続されるのに必要な、貴重な環境。
今後もBloggerを使っていこうと思っている。