2022年9月7日水曜日

エアカウンターSを購入

岩石を観察するなら、放射性鉱物の存在を常に意識しておかねばならないだろう、と思ったので、簡易的なガイガーカウンターを購入した。
これは安価ながらも、ガンマ線を測定でき、日本のエステーが作っているので、ある適度正確だ、と定評があるものである。
正確なウクライナ製のカウンターを買おうとすると、10万円近い出費になるので、そこまでの機能は必要ない。
また、隣国で作っている安価なものは、アルファ線やベータ線も測れると謳ってはいるが、はたして信用に値するのかどうかわからない。
要は、岩石に近寄る場合に、どの程度の線量がでているか、およその値が分かればよいのだ。 

エステーエアカウンターS。単三電池1本で動く。

バックグラウンド線量は、ほとんど無視できる値だ。

以前拾ったひすいに近づけてみると・・、0.14μSv/hの放射線を発していた。ヒスイはジルコンなどを含むことがあるため、わずかながら放射線を放つ。

こちらのひすい混じりの岩石は、表面にジルコンの粒が出ており、概して線量が高かった。それにしてもこの程度であり、ほぼ問題のない値である(岩石にぴったり付けて計測)。

しかし、不可解な現象が起こった。

石の線量測定を終わり、たいしたことがないなあ、と思っていた矢先、まったく岩石の近くに無いのに、カウンターが0.4μSv/hを示したのだ!(ちなみに、環境放射線で国が認める上限は0.23μSv/h)。

その時、ちょうど雨が降り始めた所であった。雨が降る時間が経つにつれ、線量が急に下がっていき、最後は通常の値に戻った。

結構危なそうな岩石を測るよりも、雨の降り始めの線量が高いとは!

大気中には思った以上に放射性物質が飛び交っているのだろうか?

あるいは隣国の核実験?

そんなものが飛んでこられたらたまらない。