先日、宇宙の姿はどこまでわかっているのか、知りたくて検索していると「宇宙の大規模構造」という項目を見つけた。
今までわかっている宇宙の姿を合成した図である。
それを見て、これは「石の表面に出来る模様」や「ものが破裂した時の残り」に似ている、と思った。「台所に間違えて落とした生卵」から飛び散った内容物にも似ている。
不規則に物体が集まっているが、多く集まっている部分と、少なく集まっている部分がある。
世界の物理法則が同じである、ということは、宇宙の果てに行こうが、同じである、という事である。
これは、我々人間の内部でも同じであるし、海岸に落ちている石ころでも同じである。
森の写真を見ても、よく似ている。木が密集している部分と、何もない部分がある。
これは「この世界における物質の、ありとあらゆるもの」が持っている構造ではないか?
「集まる」「分散する」がありとあらゆるものが持っている性質である。
人間も仮に「集まっている」ならば「生きている」と言われ、「分散する」ならば「死んだ」と言われるに過ぎないのではないか?
従って、我々は死んでも「どこにも行かない」。
この宇宙空間を、漂って、偶然にまた「集合する」のではないか?