2022年5月6日金曜日

新型コロナ後遺症について

新型コロナウイルスが細胞に侵入する仕組み


足かけ3年、人類を悩ませている新型コロナウイルス。
最近ではオミクロン株に変異し、感染者数は増えるものの、重症化率は低くなっているらしい。
しかしながら、一方で「後遺症」に悩む人も出て来ているようだ。

17時間寝ても疲れが取れない、咳が止まらないなど、風邪には見られない、特殊な症状だ。
なぜ、このような後遺症が残るのであろうか?
疑問に思って調べてみると、このウイルスは感染すると「シンシチウム」(合胞体)という多細胞の塊を形成し、体内に長く残るらしいのだ。
これはHIVやヘルペスウイルスなどで見られるらしい。

やはり「新型コロナウイルス」は、風邪とは全く違う、新種のウイルスだ。
ちなみに上記のNatureの記事を読むと、細胞の免疫系を騙すために、細胞に結合する部分であるスパイクたんぱく質は糖鎖でおおわれ、関節すら持つという。
そのためスパイクが自由に動き、細胞に結合しやすくなる。
また素早く細胞に侵入する仕組みも持っている。
まるで人間を攻撃するための「ナノマシン」のように思えた。
自然の力というのは、こんなウイルスまで作り出すものなのだろうか?
もしこれが自然の造ったものなのだとすれば、改めて、人間の知能の少なさを思い知らされる思いだ。

まだまだ分からないことが多い新型コロナウイルス。
しばらくはウイルスを吸い込まないように、マスクと手洗いは続けなければならないようだ。