飯盛研究所が作っていたヴィクトリア・ストンについて http://victoriakoushiki.halfmoon.jp
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日本の分析科学者、飯盛里安博士が戦後に作っていた人工宝石が「ヴィクトリア・ストン」であり、1990年代まで製造されていたらしいが、現在は作られていない。
製造方法は特許申請されているが、具体的な製造方法は伝承されないまま、封印されることになった。したがって、オリジナルのイイモリ・ストンはもう作られることはない。
公開されている特許を参照したかは定かではないが、近年オーストラリアでこの幻の石が作られている。作成者の方もおっしゃっているが、「この石は、ヴィクトリア・ストンと同一ではない」。つまり、似た石である。
この石がどうしても欲しくて、オーストラリアに注文したのが今日届いた。
2つのカボションを注文したのだが、おまけで1個付けてもらった。ありがとうございました!
なかなか素晴らしいので、写真をアップしてみる。
比較で天然翡翠の透過色も載せてみたが、微妙に違う色だ。天然ものは、もっと黄緑に近い色合いではないだろうか。
とにかく、もう二度と再び手に入らないと言われていたイイモリ・ストンがこのような形で復活したのは、日本人として嬉しいことだ。
これもイイモリストンがIL-Stoneとして海外で高い評価をされていたから、実現したことである。
飯盛里安は偉大な化学者であった。
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メタヒスイ風のスターバースト。美しい緑である。 |
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光を通してみる。 |
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青色のスターバースト。これぞ”飛行石”みたいな雰囲気だな。 |
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光を通すと神秘的な青色が部屋を包む。 |
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電灯の明かりでみると、こんな感じの青。独特の結晶が入っているのが特長だ。ここら辺はオリジナルのヴィクトリア・ストンをうまく再現しているようだ。 |
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おまけで頂いた石。全体に独特の結晶が入った石だ。 |
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光を通すと、中の構造が見える。 |
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これは以前から持っている天然翡翠のルース。約50年以上前のもの。 |
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天然翡翠の色合いは、複雑。 |
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蛇紋岩中に入った翡翠脈を持つ石だと思う。天然翡翠の緑色は少し明るい感じがする。 |
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石目が美しい翡翠。やはり明るい緑だ。 |
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写真で撮ると天然ものは黄緑に近い色だな。 |
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これも良い色だ。 |
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翡翠の色は、メロンの色に近いことがわかった。 |