6月5日に行った鍬崎山以来、どうも調子が良くない。2週間ほど、山に登る気力が起きない。
特別きつかったわけではない。
原因があるとすれば、想像もしていないほど多かった「虫」に、何か変なウイルスでも注入されたのではないか?ということぐらいか。
虫に噛まれた後、ひどく腫れてしまった。1週間ほどで治ったものの、今度は自宅でブヨに噛まれた。
普段なら、ブヨに噛まれたぐらいでは腫れることなど無かった。
しかし、今回は違った。噛み跡がみるみる腫れて、水膨れになって痛むのである。
しかも、筋肉や関節まで痛む。
こんなことは、今まで経験したことがない。それが治ったのが、昨日あたりか。それまで水ぶくれになっていた。
一度ひどく噛まれると、後から「アレルギー反応」が起こることがあるらしい。
ハチに刺された人が、もう一度刺されると危険だ、という「アナフィラキシーショック」もアレルギーであるが、それによく似たことになっているのだろうか。
鍬崎山の時は、たしかに虫に対する備えが甘かった。
半袖、短パンにスポーツタイツだった。
半袖の色は、ブヨが好むという「青色」、タイツは黒であり、ザックも「青色」だった。
これでは、わざわざ虫を誘っているようなものである。
次回はこのようなことにならないように、よく工夫しなければならない。
虫はほんとうに侮れない。今まであまり被害に遭っていなかったのは、偶然だったとしか言いようがない。
鍬崎山のブヨは、深く私の記憶に刻まれるだろう。「あの山の虫は、強烈だ」