2019年10月2日水曜日

山の岩

登山するときは、山に雪が無い限り、岩石の写真を撮るのが好きだ。
山の山頂近くになると、大抵ゴツゴツした岩が現れる。
これらの岩を見ていると、山に登ったなあ、という感じになるし、手触りもいい。
転ぶと大変なのだが、その硬さが心地よい。

私たちはこれらの岩石の成分から、出来ている。
有機物といえど、炭素を含んだ物質だ。それにミネラルが混じり合って、われわれの存在がある。
金属、鉱物、水。それで出来ている、つまらない存在。それが人間なのかもしれない。

これらの岩は、何億年もの歴史を持っている。
日本最古のジルコンは、この間行った宇奈月の花崗岩の中から発見されており、37億年も前のものらしい。
人間なんて、古く見積もって500万年前に登場した猿の一種だ。

人間のどんな古い歴史より古い歴史を持っているのが、岩石だ。
それらに触れる事で、エネルギーをもらえるような気がするのは、昔の人も同じだったのかもしれない。

立山:花崗閃緑岩

大笠山:デイサイト 流紋岩

医王山:デイサイト 流紋岩

医王山:デイサイト 流紋岩

人形山:安山岩

三方岩岳:デイサイト 流紋岩 溶岩

医王山:デイサイト 流紋岩 火砕岩

金剛堂山:珪長質片麻岩 石灰質片麻岩

焼岳:安山岩 玄武岩質安山岩 溶岩

高清水断層:安山岩とデイサイトの境界

荒島岳:閃緑岩 石英閃緑岩

青海黒姫山:石灰岩

雨飾山:安山岩 玄武岩質安山岩 貫入岩

明星山:石灰岩

剱岳:斑れい岩

西穂高岳:花崗閃緑岩 デイサイト

白馬岳:海成層とデイサイトの境界

白鳥山:泥質片岩など複雑に入り組む場所

乗鞍岳:安山岩 溶岩