一例を挙げれば
- 月額1,980円で使える。ただし、オプションに入る事。入らない(入れない)場合は高くするぞ。
- 2年間契約したら割引します。ただし、ずっと割り引くわけじゃない。
- 格安SIMを使う事もできるが、SIMロック解除しなければならない。それも端末代分割払いの場合は100日間はできない。SIMロックを外すと、いろいろな割引が効かなくなるぞ。
と言わんばかりにも聞こえる。
キャリアスマホ使えば月に五千円以上の通信費がかかる。SIMフリー端末を買って、格安SIMをつかえば半額以下なのだから、そりゃ、安い方を使うでしょう。
それをさせないために、いろいろ複雑な料金体系で「お得」に見えるようにしている。
「携帯料金が高すぎる」という意見があるのを国も汲み取って、以下のような「電気通信事業法の一部改正」を打ち出したが、これもどれだけ効果があるのかわからない。
事業者間の競争が不十分
☜大手3社による寡占(シェア9割)
☜端末代金と通信料金が一体化し、利用者に分かりにくく不公平。
■競争を促進するための基本的なルールを整備
○通信料金と端末代金の完全分離、期間拘束などの行き過ぎた囲い込みの是正のための制度を整備。
冬の乗鞍岳の斜面で、携帯が繋がった時は、携帯電話のありがたさを身にしみて思ったものだ。
こんな場所でも繋がる 2017/03 @乗鞍岳猫岳の斜面 |
それを考えると、むやみに「携帯料金が高い」と批判ばかりも出来ない気もする。
こういう場所では無論データ通信は使えないが、音声通話は可能な事が多い。
通信手段の無い山の中では、これは非常にありがたい事だ。
個人的には、複雑な料金体系以上に、複雑な気持ちではある。