2019年6月26日水曜日

小滝川ひすい峡から明星山を見上げる

先週行ってきた明星山の麓に、今日はおばさんの案内をして行ってきた。
「どこか素晴らしい景色の場所はないか?」と言われて、真っ先に浮かんだのは「日本のスイス」といわれる高浪の池のある、「小滝川ヒスイ峡ジオパーク」であった。

「このブログは、糸魚川ばっかりじゃない」と思われるかもしれない。
しかし、糸魚川の自然の魅力は本物である。これほど変化に富んだ、面白い場所はそうそう無い。

高浪の池に到着。とても澄んだ、美しい池だ。水深18mあるという。石灰岩の窪みに水が溜まっているのだと思う。もちろん水源は湧水だ。

この池に住むと言われる「ナミタロウ」のモニュメント。4mぐらいある。

高浪の池で蕎麦を食べたあと、ヒスイ峡へ向かう。途中の「フィッシングパーク」から明星山。あの山に先週登ったのだ、と言ったら驚かれた。別にロッククライミングで登ったわけではない、裏側は登れるのだ、と言っても、なかなか信じてもらえなかった。

ヒスイ峡到着。400mあるという垂直の壁と、巨大ヒスイの転石。

ここの護岸は「学習護岸」になっており、石ができた時代ごとに護岸の石が並べられている。

岸壁には、ここ特産の「糸魚川真柏(イトイガワシンパク)」が張り付いている。別名「糸魚川柏槇(イトイガワビャクシン)」。盆栽になる、非常に貴重なヒノキの一種である。

先週ここから登ろうとした「サカサ沢」。かなり急登だったんだな。

山頂付近を見上げる。上から見ると、この岩場は全く見えない。


数々のクライマーを育てた壁。山野井泰史氏は16歳の時にこの壁をフリーソロで登ったという。天才にしかできない技だと思った。

ヒスイ転石のすぐそばまで岩を伝って行ってみた。とにかく大きな石である。これらの石は監視カメラで監視されており、盗掘者から守られている。ここは国の天然記念物に指定されているので、小石一つ拾っても罰せられる。

沢の流れが涼風を運んでくるので、大変気持ちいい。

帰り道、高浪の池の上の展望台から。おばさんにも大変満足して頂けたので、良かった。