ニホンライチョウは日本の固有種であり、最近数を減らしており、絶滅が心配されている。
彼らは高山帯にしか生息できず、環境の変化にも弱い。
地球温暖化の影響や、下界からの動物の侵入などによって危機にさらされている。
そのため、人工繁殖も試みられているが、なかなか困難なようだ。
上の写真は、運良く遭遇した時に撮らせてもらったものである。
滅多に会えない貴重な生き物である。そのため、
写真を撮った場所は記載しないようにすることが推奨されている。
ライチョウと目が合うと、この鳥が非常に美しい目をしていることがわかる。
そして愛らしい。
立山の室堂では、ライチョウのぬいぐるみを売っているが、これもまた、愛らしいものだ。
登山道に出てくることもあるが、その時はなるべく近寄らないように、望遠で撮影することにしている。
また、この鳥が出てくる時は、山の天候が荒れることが多いのはよく知られた話だ。
ライチョウは、山の神様の使いとして、信仰の対象になっている。
立山の神社で発行されるお札には、ライチョウがデザインされている。
この希少な生き物が、幸せに、高山の環境でいつまでも暮らしてくれることを祈るばかりだ。