2021年10月29日金曜日

休日になると数千人ですか…

 


ひすい拾いは最近過熱気味かな?
ひすいでYouTuberになる人まで現れて、つぎつぎとチャンネルが立ち上がっているようだ。
いくつか参考にさせてもらったが、見解が私とは違うものもあり「いろんな考え方があるものだなあ」と思った。
その相違を楽しめて、とても面白かったな。
いちいち指摘することはしないけど、皆さんそれなりの「ひすい眼」で楽しんでいらっしゃるようだ。
そのなかに気になる話があった。

私は休日には海岸に出ないが、近年宮崎や糸魚川の海岸では休日祭日になると、数千人の人がひすい拾いに訪れると言う。
数千人という数に驚いたが、糸魚川市はフォッサマグナミュージアムを建設したし、ジオパークにも登録されたし、ひすいを観光の目玉に町おこしされているようだから、それはそれでいいのではないか。
ひすいで町が潤えば、経済が活性化するだろう。町にとっては良い事ではないだろうか。

しかしながら、数千人が海岸に出て、ひすいを探すのである。
最近ほとんど見つからないと思ったら、こういう事情があるのだ。
普通に歩いていたら、ネフライトはおろか、キツネ石すら見つかりにくい。
沢山の人が来て、海岸を歩いているからだ。
ははは。これでは何も見つからないはずだ。もともとひすい転石なんて、めったにあるものではないからね。

しかしどんなにひすいが無くなったとしても、糸魚川の海岸の「美しさ」は守れるはずだ。
風景は変わらないはずだから。
海岸に「ゴミ」を捨てたり、拾った「キツネ石」を駐車場に放置したりしなければね。

どんなに拾えなくても、あの美しい海岸を歩くだけで、とても癒されるし、元気になれる。