拾ってきたひすいの一番色のいいところに光を当ててみた。
光の具合から、角閃石(ネフライト)由来だと思う。
緑の部分は角閃石で、灰色の部分がひすいじゃないかな?(純粋なひすいが白なので、これは不純物がかなり混じっているタイプ)
糸魚川ひすいの緑はコスモクロア、オンファス、角閃石が原因になると言う。
以前緑がコスモクロア由来かと思う灰色緑ひすいは拾ったことがあるが、クロムだともっと明るい緑色をしているような気がする(濃くなると黒くなるという)。
オンファスの場合、FeCl2(塩化第一鉄、または塩化鉄(Ⅱ))の色。
ニッケル、鉄系の色はキツネ石と共通し、この色を見た時はロディン岩か、含ニッケル珪質変成岩、緑石英のうちのどれかだと思った。
実際そうなのかもしれない(^^; キツネ石も透過光が非常にきれいなのである(だから緑だけでは判断できないのである)。
本命のひすい輝石がきれいでなく、不純物の角閃石がきれいなのだ。
まあ、きれいならきつね石であろうが、ロディン岩であろうが、関係ないけどね。
私はそういうスタンスで、石拾いを楽しんでいる。
だから、わざわざ鑑定に出したことは無い。
どうせ宝石屋さんに言わせたら「石ころ」でしかない。