2019年7月30日火曜日

もう8月になる

寒いような梅雨が終わったと思ったら、急激に暑くなり、先日は37.5℃まで気温が上がった日もある。
気温の変化があまりにも急なので、体が慣れていない。しかも湿気が強い。
こういう時には、十分な水分補給をして、熱中症にならないようにしなければならない。

人間にとっては暑いけれども、植物はとても嬉しいらしく、畑の野菜などは一気に元気を取り戻している。
山の木も喜んでいる。二酸化炭素を光合成によって分解し、エネルギーを生み出している木にとっては、温暖化の原因となる二酸化炭素の増加は、プラス要因になる。
ただし、水も必要なので、雨量が減ればどうしようもないが。

もう7月も終わるが、8月に入ると山の方は一気に秋の気配が感じられるようになる。
以前、8月の後半に白山に登った時は、風が寒くて堪らず、暴風の中でフリースを着込んだ記憶がある。

本当に暑い時期は、山に近いところでは、あとひと月ということになる。
これからお盆までの間が、1年で最も暑い時期である。

都会の方は、コンクリートに熱がたまっているのか、10月ぐらいにならないと涼しくならないけれども。


2019年7月25日木曜日

美しすぎるものに近づきすぎるのはよくない


芸術、美術でもなんでもそうだが、あまりに美しすぎるものは、その人間の生き方、精神の構造を根底から変えてしまうことがある。

ようするにその人間を「とりこ」にしてしまう。
それは場合によってはその人間の命を奪ったり、社会に大変な迷惑をかけたりすることがある。
あまりに美しすぎるものは危険である。

例えば、雪山は非常に美しい場所である。しかし、そこは人間を一瞬で殺してしまうほど、環境の厳しい場所である。そこに生身の人間はずっと住めない。
もしも無理をしてしまうと、遭難し、多大の迷惑を社会にかけてしまうことになりかねない。

「美」というのは、万人の心を動かすもの。
それと、自分の心の機能とを、わずかでも同一視してしまうと、その中に没入することになる。「美」の魔力というのは、恐ろしいものだ。

昔の人はそれらに対し「神」「仏」と名付け、畏れ慎んできたのである。
あえてそれらにはなるべく近寄らないようにしたのは、昔の人たちの知恵であったとおもう。
最近それらが忘れられている傾向がある。

現代社会にもっとも欠けているのは、この「畏れ」である。これは「自然」に対する敬いである。
人間は何でもできる、もはや神など必要ない、というような、傲慢な思いを持つようになってしまっていると思う。

人間にできないことは沢山ある。
それを、知らなければならない。

現在の登山曼荼羅

このブログの名前は「登山曼荼羅」である。
これにはある思いが込められている。

まず、「新しい山」ばかり登る、というのではない、ということ。
そして、ぐるぐると同じ場所を回っている、という、一種のユーモアというか、自虐というか、そういうイメージである。
日帰り、単独というスタイルでは、行ける山は限られている。

「曼荼羅」は、中心となる仏を多くの仏・菩薩が取り巻いている図である。
これは、人間の心の姿を図示したものだという。 
人間のこころの奥底にある、曼荼羅を、実際の山々に登ることで感じ取りたい、そして、そこで感じたことを、ブログで表現したいというのが、私の願いである。

今まで回った山を地図に現してみると、以下の画像のようになる。
中には何回も登った山もあり、毎年登る山もあり、もちろん初めて登った山もある。
うろうろと山また山を、たった一人で巡り歩き、無駄な徒労を繰り返す。

これが「登山曼荼羅」的、登山のやり方である。
いつまで続くのかはわからないけれども、体力の続く限り、続けたいと思っている。


富山空港を中心に、いびつな多角形の曼荼羅だな。富山、石川、福井、岐阜、新潟、長野にまたがっている。

2019年7月23日火曜日

三方岩岳 梅雨空の一瞬の隙を突き それでも雨

長い梅雨(もう間も無く開けると思われるが)の中、一瞬だけの晴れ間がありそうだったので、あまり時間がかからない山へ出かけることにした。
白山ホワイトロードから、三方岩岳の飛騨岩山頂へは、コースタイム1時間だが、私の場合30分余りで行ける。
登山開始は10時30分、下山は11時30分ぐらいのハイスピードハイキングであった。
山頂に至った時、雷鳴が聞こえたので、素早く下山。
そのまま帰るのも勿体無いので、姥ケ滝へ寄っていく。
ここには5年ぶりに再開された「親谷の湯」という露天風呂があるのだが、他にも観光客があったので、足湯だけ入浴した。ここに入るには水着が必要。フルオープン、混浴なので入るには相当勇気がいるよ!
お湯は硫化水素の匂いがして、気持ち良さそうだったのに。。。
泉質は白山の平瀬道登山口にある「白水の湯」と同じだと思った。

1ヶ月ぶりの山は、今にも泣き出しそうな空模様。遠くで雷鳴。急いで下山開始。気温はかなり快適だ。

野谷荘司と鶴平新道。下界との気温差で雲が沸き起こってくる。

雨雲だな

飛騨岩もすぐに雲に包まれる。

飛騨岩のぎりぎり先端まで出て撮ってみた。下は足がすくむほどの標高差

コメツガ

アキアカネの大群がいる。真夏には涼しい山にいて、秋になると麓に下りて来る。

加賀岩の近くまで下りてくると、遠くに笈ケ岳が見えてくる。

ここからは残雪期に2泊ぐらいしないと行けない。

加賀岩から下の白山ホワイトロード。

展望台の「三方岩神」の標識が倒れている。

上の写真の標識は、以前ここに立っていた。

みるみるうちに、積乱雲が成長している。そろそろ雨が降る。急がないと。

オオバギボウシが見頃

ササユリもちょうどいいぐらいの咲き具合だ。

ベニヒカゲ?かな。それにしては模様が違うような気がする。

白山へ平瀬道から登山する場合、登山届が義務化されたそうです。白山の地震活動が活発化しているようです。

早く下山したので、滝巡りをすることにした。高さ81mの「フクベの大滝」。水量が多く、見応え十分。

次に姥ヶ滝へ。ここに行くには、標高差100mほど下る必要あり。距離は駐車場から1kmぐらいはある。他の観光客が軽装で来ていたが、トレッキングの装備ぐらいは必要だ。案の定、ここで本格的に雨が降ってくる。谷なので、急な増水があるかもしれない。この滝そのものが温泉になっているというなかなかの壮観だが、一般観光客の人にはかなり辛い道のりだ。

道は整備されているが、ほぼ、登山道だと思う。

2019年7月17日水曜日

北アルプス おすすめの山

今年は梅雨が長くて、まだ北アルプスには行けない。
これからもしばらく雨やら台風やらが続きそうなので、山は荒れるだろう。
秋口ぐらいにならないと、山行は無理かもしれないな。

とても残念なので、今まで行った北アルプスで、おすすめの山を選んで思い出に浸ってみることにした。

選んだ基準は

1、登山道がきれいに整備されていて、歩き易いこと
2、歩行距離がそれほどないこと
3、何と言っても日帰りできること(だれでも可能である、という意味ではない)

である。基本的に北アルプスは1泊以上のコースが多い。
私もできれば1泊か2泊かして、ゆっくり山を眺めたいのだが、不可能である。ほとんど写真を撮ってきて眺めて、山に泊まった気分を味わうスタイルだね。

北アルプスはとても美しい景観を楽しめる場所なので、できれば一泊以上をおすすめする。ただし、ハイシーズンの山小屋やテン場の混雑は、想像以上なので早めに予約しておくことが望ましい。

立山の雄山。室堂から歩いて2時間ほど。登山道がきれいに整備されている。ただ、一の越山荘から上は滑り易い。

焼岳。中の湯登山口から3時間ほど。真夏でもかなり涼しい。活火山であるのと、上部の岩場を注意すれば、比較的登り易い。

西穂高岳独標。登山道がとても整備されている。注意する場所は、独標手前の岩場と、独標本体の岩場。初めての人はここで引き返す方が良い。ロープウエイで2300mまで行けるので、標高差自体はそれほどない。登山者が多く、とてもメジャーな北アルプス。夏場は雷に注意(ちょうど写真のこの場所で昔高校生が雷の直撃を受けて13名も亡くなっている)。8月は特に危険だ。

乗鞍岳。普通は畳平(標高2700m)までバスで登り、そこから標高差300mで山頂に到達できる。おそらく北アルプスの中で一番登り易い。ただし、標高が高く、高山病になり易い人は注意が必要。私は3000m付近になると吐き気や頭痛が出易い人なので、携帯酸素は持っていく。

白馬岳。大雪渓から登るのが一番近いが、落石があるのでヘルメットの着用は必須。蓮華温泉から白馬大池、小蓮華山を経由して行くコースや、栂池からのコースをおすすめする。基本的に歩く距離が長いので1泊以上が良い。登山者が多く、ハイシーズンは渋滞。


2019年7月14日日曜日

立山連峰で遭難か

立山連峰で遭難か
https://www.sankei.com/affairs/news/190713/afr1907130017-n1.html

2013/07/2 室堂から雄山方面
名古屋の男性が9日下山予定であったのに、今まで(14日)連絡が無いということだ。
男性は雷鳥沢に幕営し、雄山に登ったあと、反対側の大日岳方面に向かう予定であったという。

上の写真は六年前の7月の写真だが、まだ雪が深いことがお分かりになられるだろう。
近頃は例年の夏に比べて、気温が低い。

立山方面は滅多に見えず、いつも雲の中であるという印象だ。
テント泊をされているので、それなりの防寒装備はお持ちで入山されているだろうと思う。

無事に発見されることを祈る。

今の時期、北アルプスはまだ雪があるが、今年の場合、気温が低いため雪解けが遅れている印象がある。
これから北アルプスを目指そうという方は、十分に気を付けてください。
防寒具は一枚多く。

2019年7月13日土曜日

青空よどこへ行ったのか


7月14からずーーっと、雨マーク。
梅雨明けはずっと先になりそうな雰囲気だな。

雨の中の登山をする人もいるけど、雨が降ると道が滑るし、寒いし、雷が鳴ったりするので、私は行かない。

途中で雨に降られるのはしかたがないが、積極的に雨の中を歩こうとは思わない。
ガスが出ると、まさに五里霧中になってしまう。

抜けるような快晴になるのは、いつになるだろうか。

2019年7月11日木曜日

eTrex20が起動しない eTrex20xを購入、日本語化 日本地図

eTrex20を最新ファーム(4.90)にアップデートしたら、なぜか電源が入らなくなってしまった。USBでパソコンに繋いでも、全く反応しなくなってしまった。
リセットも試みたが、そもそもボタンが反応しない。

使い始めてから5年ぐらいは経過していたし、そろそろ寿命だと割り切って、eTrex20xを購入した。ホルダー合わせて2万5千円ほどの出費だが、これが無いと安心して登山ができないので、仕方がない。

ちなみにeTrex20xは英語版。日本語版は価格が5万円近くする。さすがに高すぎる!

英語版は最新のファームウェア(3.0)にアップデートすると、無料のOSM地図を認識しなくなってしまうので、ここからファームウエアの1.06を持ってきて、ダウングレード。

ダウンロードしたファイルをGUPDATE.GCDという名前にリネームし、eTrex本体のGarminフォルダにコピー、再起動するとアップデートを確認するメッセージが出るので、「Yes」ボタンを押せば、ダウングレードされる。

しばらく時間がかかる。この時点ではメッセージはすべて英語。

ダウングレードが終わると、OSM地図を読み込めるようになった(文字コードは英語版の場合、UTF-8形式しか認識しない)。
ファームウエアは最高で2.10までしかバージョンアップできない。(追記2.70までは可能なようです)。それ以上にすると、地図を読み込まなくなってしまうので注意。

要するに、いったん1.06までダウングレードして、UTFの地図を認識させる、という部分がミソのようです(めんどくさっ!)。

詳しい手順はこちらで紹介されている。なお、メニューの日本語化は簡単にできる。

認識しない地図のバイナリーを書き換えるという裏技も存在するらしいのだが、そこまではやろうと思わない。

eTrex20と20xは外観はほとんど変わらない。機能も気持ち動作が速くなった程度。
eTrexはマイナス20度の低温、土砂降りの中でも動作し、衝撃にも強いので、登山には必須のアイテムである。スマホはあくまでも通信手段。GPSとして山では使えない。
山の環境は想像以上に過酷で、弱々しい機械では、ほんとうに心もとない。
特に冬山で重宝する。

日本語化し、すけログさんの地図を使用。すばらしい。
 すけログさん作成の地図は、OSM-Mapをベースに、地理院の10m間隔等高線情報を組み合わせて作成されている。
OSM-Mapは標高情報がかなりいい加減で、使い物にならないが、すけログさんの地図は正確な標高を示してくれる。
ほんとうにありがたい。

登山道情報は、OSM地図に入っているものがあまり正確ではないために、ややずれていることもあるが、実用に支障のあるレベルではない。それよりも、等高線データのほうが重要である。
これだけのものを作られるには、大変な労力がかかっていると思われる。
無償で使わせていただけることに感謝である。

JNXのような画像データではないので、ルート検索、ルート作成ができる。
道迷い防止にはとても有用だ。

地理院地図で表示した、明星山のトラックログ。元あった登山道とは今の道が違うことがわかる。

Garmin BaseCampにすけログさんの地図を読み込ませた画像。登山道の位置が少しずれているが、地形は正確に把握可能だ。

BaseCampで3D表示させることも可能だ。おおまかな地形が、より把握できる。

2019年7月10日水曜日

雨でダメだ 山に行けない

北陸地方の天気

今日は天気が良かったが、仕事でダメ。
明日、少し時間が出来そうだったのだが、雨予報(気象協会)。
気象庁ではなぜか晴れの予報が出ている(見解の違い)。

私は両者の見解が一致しなければ、山行を決意しないことにしているので、明日はダメだ。
梅雨時で大気の状態が不安定。

梅雨前線が停滞。九州の北部に低気圧。これはダメなパターンだ。
(出典情報 気象庁:天気図 https://www.jma.go.jp/jp/g3/ 2019/07/11を加工して使用)
上空の寒気も強い
(出典情報 週間寒気予想:http://www.ystenki.jp/kanki.html)


こういう時に強行すると、急に雷にあったり、豪雨に遭う可能性があるので、行かない。
「とにかく無理をしない」が信条である。

梅雨が明けた時の山は素晴らしい。それまで、しばらく山はお預けかもしれない。

2019年7月9日火曜日

ルートラボが使えなくなる

https://latlonglab.yahoo.co.jp/close.html

GPSのログを公開するために使っていたルートラボが2020年3月で終了することが決まった。

GPSのログが再生できたり、簡単にブログに埋め込めるので重宝していた。
(登山系SNSを使わない!というのがこのブログを書いている理由の一つでもあるので)
ヤマレコ、YAMAPなどのSNSを使えば、確かに便利なのだが、SNSはどうしても抵抗がある。ずっと読んでくれている方なら、理由を察知していただいていると思う。

「いいね」ボタンがない仕様ならば、使ってもいいけど。
そういう風にカスタマイズできるものではないようだし、今後もそうするつもりは無いだろうから、多分登山SNSに自分の登山記録を保存することは無いと思う。
(いちおうYAMAPのアカウントはあるし、たまに気になった記事にコメントすることはあるけどね。記録は載せていない)

今後は地理院地図の「画像で保存」の機能を使ってブログに掲載することになる。
Bloggerの仕様上、Google Maps APIの機能を使って地理院地図を埋め込むことは不可能である。
Google Map自体を埋め込むことは可能だが、APIキーを取得して埋め込むほど、Google Mapが優秀な地図ではないので。



私はGarmin eTrex20という古いロガーを使っている。eTrex20もかなり古い機種になっており、対応する地図がなくなってきたので、最近は、すけログさんの作成された地図を使っている

以前は地理院地図からJNXファイルを作って、本体のSDカードに保存して使っていたが、表示が遅い。さらにファームウエアをアップデートするとJNX地図が使えなくなってしまった。

すけログさんの地図は、地理院の標高データを使っているので地形が正確、OSMをベースにしているので登山道は一部掲載されていないが、十分に使えるレベルである。

登山情報は最近SNSに集約される傾向があるが、私は独自にやりたいので、このスタイルを崩すつもりはない。

2019年7月8日月曜日

マダニの知識 梅雨で山に入れないので

※ 閲覧注意・シュルツェマダニ

明星山の沢 2019/06/18
梅雨時期の真っ只中で、ここ1週間は雨の降らない日はない。この先もスッキリ晴れる日は無いので、こういう時期は山についていろいろ知識を深めておくのも良いだろう。

先月、明星山に登った時に久しぶりに「アイツ」に出会った。「アイツ」というのはマダニのことである。幸い、服に付いていただけで、噛まれることは無かった。

かなり以前のことになるが、富山の大倉山でマダニに噛まれ、病院でミノマイシンという抗生物質を貰うはめになったことがある。
この時は、まだ4月だったと思う。私を噛んだダニはシュルツェ・マダニというやつだ。
このダニは、主に北アルプスや北海道などの寒い場所に分布する。
寒いところが好きなのだろう。
もちろんロシアなどにも住んでいる。

ダニの媒介する病気といえば、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が有名である。これを媒介するのが、フタトゲチマダニというマダニで、シュルツェ・マダニとは違う。

実はこの、シュルツェ・マダニはツツガムシと並ぶほど、やっかいなマダニである。
このダニは、日本におけるライム病の唯一の媒介者。ライム病は北米などでいろいろ問題になるダニ媒介感染症である。
ライム病は中枢神経をやられたり、慢性的な関節炎になったりすることもある。あと、心筋にも影響することもある。ロシアでは本種が春夏脳炎という危険な感染症を媒介する。

噛まれたら、決して自分で引き抜こうとせず、医療機関に行って取ってもらうようにしたい。自分で取ると、口だけが皮膚の中に残ったり、体液が注入されたりして危険である。このダニの病原性は、かなり強い。

世間ではフタトゲチマダニにばかり注目が行くが、このマダニの方がむしろ厄介だと私は考えている。

日本では6−8月に主として活動するらしいため、今が一番気をつけなければならない時期である。
比較的寒いところを好むので、北アルプスでテント泊したり、ハイマツの藪を漕いだりする時は十分注意しよう。

予防策としては、なるべく皮膚を露出させない、防虫スプレーをたっぷりかける、ことが大切である。このダニは特に後頭部とか、首筋を好むので、疑わしい場所を通過した時は、このダニが付いていないか、よく確認するべきである。
下山後の着替え、入浴は確実にしてほしい。

しかし、私が最初に噛まれた時はまだ残雪が沢山あり、噛まれた場所も1400mぐらいの山であった。温暖化によって、活動時期は確実に長くなり、かつ広がっていると思われるので、油断しないほうがよい。

2019年7月6日土曜日

グレートトラバース3 北信越の山々へ

https://www4.nhk.or.jp/greattraverse/x/2019-07-06/10/4870/2680191/

グレートトラバース3が北信越の山だったので、見た。
残雪期の野伏ヶ岳から、笈ヶ岳、青海黒姫山、そして頸城山塊へというコース。
スキー縦走というスタイルが多かったな。

野伏ヶ岳も笈も、焼山も火打、妙高も登ったことがない。
それをすべて残雪期に登るとは、なんとも羨ましい。

私が番組の中で出てきた300名山で登ったのは、

笈のとなりの大笠山、
青海黒姫山
雨飾山

ぐらいかな。そこまで登る時間がない。妙高なんかはかなり遠いし。
最近はほぼ全て、新潟県に出かけている。
その意味で、きょうの放送は(田中さんとはあまりにも自分のレベルが違いすぎるので)あまり参考にはならなかったが、興味深かった。

田中さんが雪が柔らかくなってきたころの雨飾山の最後の斜面(一番下の写真)を、ストックを使って尺取虫みたいにものすごいスピードで登っている映像を見て、すごい体力だなあ、と感心しきりだった。若いっていいなあ。

焼山とか妙高には、いつか登ってみたいな。
(暑い時は、たいてい北アルプスに行ってしまうけどね)

笈の隣の大笠山

青海黒姫山

雨飾山




2019年7月3日水曜日

姫川の白濁

小滝川・姫川の白濁における水質検査について

小滝川が真っ白に白濁している 2019/06/26
この間からずっと白濁している小滝川。6/26にヒスイ峡を訪れた際も、真っ白に白濁していた。

月末(6/27)に糸魚川市による水質調査の結果が出た。これによると、有毒物質および自然由来のアスベストを含んでいるため、直ちに健康被害を及ぼすものではないが、「直接川の水を飲む」などの行為はしないでほしいということだ。

クリソタイル・トレモライトのアスベスト(ふつうの石綿。毒性の高いクロシドライトではない)については、今後状況によっては飛散などの状況について調査する予定であるということである。

ヒスイ峡の場所ですでに真っ白であったので、さらに上流で土砂崩れが起きており、それが川に流れているのであろう。

私が見た時は、白と青のツートンカラーできれいだなあ、と思っていたが、有毒物質を含んでいたんだと思ったら、複雑な気持ちになった。

早くもとの清流に戻ってほしいものだが、相手が自然なのでどうしようもない。