先日買った蛍石のサンプルの中に、いろいろ混じっているように見えるので、詳しく撮影してみた。
何やら見たことのない赤い鉱物が付着している。他に似た色の鉱物が無いので「赤銅鉱(キュプライト)」であろう、と考えている。
これは酸化銅(Ⅰ)(=銅のサビ)であり、自然銅と一緒に出ることがあるらしい。
赤い鉱物は赤銅鉱であろう。金色の鉱物は黄銅鉱で間違いない、と思っているのだが(金色のが自然銅である、と書いている人もいるが、これはどう見ても黄銅鉱にしか見えない)。黒くてきらきらしているのは「閃亜鉛鉱」だと思っている。白い石英のようにみえる鉱物は、紫外線で強く蛍光するので蛍石で間違いない。謎なのは、蛍石に赤銅鉱が混じっているように見えること。こういう出方もするのだろうか? |
別の場所にも赤銅鉱らしきものを発見。これは表面に金色が付いているから、黄銅鉱と一緒なのかもしれない。緑っぽいものは、銅の酸化物であろう。茶色の部分は蛍石に銅がしみ込んでいるように見える。雰囲気的にこのリンク先の標本や燐銅ウラン鉱の乗ったこのリンク先の標本に似ている。 |