久しぶりに白木峰へ。
快晴でもあまり気温が高くなかったので、非常に快適な登山であった。
前から気になっていた白木峰周辺の岩石も調べてきた。
全行程20kmほどになると予想されたので、朝早く出発。
新たに開かれた新道を経由する事で、約2kmほど距離を短縮できた。
そのため、8時前には白木峰の山頂に立った。
この時間であれば、浮島の池、小白木峰にも余裕で行くことができるだろう。
途中で岩石を観察したりしながら歩いた。
核心部は、最後の小白木峰から発電所の取水口に下りるトラバース道。
登山道が崩壊している場所もあり、下が結晶質石灰岩のザレ場で落ち葉が乗っているため、滑りやすく、緊張した。落ちれば横の井田川源流の渓谷まで止まらない。
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| 登りは最近拓かれた新道を使用。意外と急登で驚く。五合目から上は普通の登山道。タムシバが美しい。 | 
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| 五合目上の急登を超え、八合目へ向かう | 
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| なつかしき道だ | 
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| これは石灰質片麻岩。飛騨帯には多い岩石である。白木峰には特に多い。青い部分は石墨や菫青石を含んでいることがあるという | 
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| これは、バイカオウレン? | 
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| 山頂着。逆光の為、北アルプスがはっきり見えない。時間が早すぎる。 | 
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| 山名標がある。以前はなかったと思う。整備されたんだね。 | 
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| 浮島の池まで足を延ばす。せっかくの絶景だがレンズが寒さで曇ってしまった。 | 
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| 風があり、少し寒い | 
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| 白木峰山荘と大笠山 | 
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| 白木峰で見られる貴重な高山植物たち。傷つけたりしないように注意しよう | 
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| 白木峰の名前の元になった「ブナ」や「ダケカンバ」の白い樹皮。山頂を後にし、小白木峰へ向かう。 | 
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| 小白木峰の山頂付近にある、「草穂の池塘」。ここには絶滅が心配されている「クロサンショウウオ」が生息している。 | 
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| 小白木峰着。1426m | 
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| 山頂を過ぎたあたりにまた幾つかの池塘が現れる。ここから見る金剛堂山は絶景。 | 
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| 小白木峰から取水口へ向かう道が、本日一番の難所であった。登山道が崩壊。崩れやすい石灰質片麻岩で、おまけに落ち葉が乗っており、緊張。踏み跡も一部不明瞭。高度感もある。 | 
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| 崩れているところには岩も露出している。やはり結晶質石灰岩。一部に珪質部が固まった灰色の部分がある。 | 
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| 片麻状の構造。石灰岩に花崗岩が貫入している構造ではないだろうか?スカルン鉱物があるのではないだろうか? | 
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| 透輝石ではないかと思われる薄緑の石。やはりスカルン鉱物があるのかも。黒いものは黒鉛のように見える。 | 
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| 滑落の恐怖を忘れて(笑)岩石観察をしていたら、取水口まで来た。ここからがまた難関で、どこから渡渉すればよいかわからず、雪解け水で増水した川を2回渡った。すこし焦った。 | 
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| すこしさかのぼった河原に柘榴石と思われる石も見つけた。このあたりの石は本当に面白いね。 | 
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| 取水堰堤を振り返る | 
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| ここから6km、通行止め中の国道472号を歩く | 
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| 渓谷の対岸のものすごく巨大な片麻岩。何万トンあるのだろう | 
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| 横の清流は白い結晶質石灰岩で美しい。まだ残雪も残っている。 | 
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| サンカヨウも見ごろ | 
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| ここは一部、国道471号と472号が重なる部分がある。 | 


























