2021年12月26日日曜日

こころの安定

 


自分が分からなくなる時がある。辛いとき、苦しいとき、どうすればよいか分からなくなった時など。
そういう時は、その状況と戦うのがよいのか?私はそうは思わない。

昔はたしかに状況と戦ってきたように思う。その状況を「なんとかせねば」と思い、パニックになり、自分の全力を尽くしてやってきたように思う。

山に登るようになって「ひょっとしたら、それはまちがいだったのではないか」と思えるようになってきた。
自分の目指す山が「あきらかに自分の実力を超えた山」だったり「条件が厳しすぎていけない山」だった場合、登山だったらどうするだろうか?
当然「撤退」するしかない。

そのまま「前進」すれば、死んでしまう。
ちゃんとした装備や、その条件に確実に対処できる自信がなければ、前に進んではならない。
基本は自分を「守る」ことが必要だろう。

どうだろうか。勇気ある撤退は「逃げ」だろうか?