2024年10月30日水曜日

宝達山の蛍石(オークションで入手)

 オークションで「宝達山で採取された」という蛍石を入手。
何度も宝達山には登っているが、蛍石は見たこともないので、興味があった。
とてもいい色で、この間買った母岩付き蛍石とよく似た雰囲気の薄緑色。
これも微量の希元素(セリウムまたはサマリウム)を含んでいるのであろう。
最近、蛍石にはまっているな(ひすいはどうなったの?笑)

大変美しい色の脈状蛍石。自形結晶のものもあるらしい。

紫外線を当ててみると、予想通り、強蛍光。これは蛍光するな、と思ったので入札したのである。

すばらしい青色だ。iPhoneのカメラで色がつぶれる、ということはとても蛍光が強いことを意味している。iPhoneのカメラは、この色を表現できず、青一色として解釈してしまうからだ。

満足。また別のカメラで撮影してみよう。

この青色が好きだ。この世の物とは思えないほどの美しい色なんだよね。

光る石はいいよね。
私の人生はあまり華やかではなかったので、輝く石を見ると羨ましく思う。
いつも地面に埋もれて目立たないように生きてきたから。

2024年10月28日月曜日

モービルオイルが手に入りにくい

 

出典:Mobil 1 motor oil - モービル1 - Wikipedia

エンジンオイルの交換に行ったら、いつも入れているモービル ハイマイレージが品薄状態とのこと。
理由を調べると、エクソン・モービルと国内工場との契約が切れるので、もう国内では作れないから、らしい。
このオイルを入れるようになってから、エンジンの調子が良く、ほとんどトラブルに巻き込まれなくなった。
また燃費もよくなって、いつもは400kmぐらいで空になる燃料も、550kmぐらいは走れるようになっていた。非常に優秀なオイルだなと感じていただけに、生産中止は痛い。
やはり国内で生産していたのか。日本製は優秀だなと改めて思った。
これからは、海外(中国?)で作ったオイルを入れなければならないだろう。
エンジンが正常な状態を保てるかどうか、わからないが、しかたがない。
山に行ったり、僻地に行ったりする自分にとって、自動車のエンジントラブルはぜひとも避けなければならないことだ。
生産中止はとても残念なことだ。ほかに代替を探さなければならないが、これに匹敵するものが、果たしてあるのだろうか?

2024年10月26日土曜日

赤銅鉱が入っていた

 先日買った蛍石のサンプルの中に、いろいろ混じっているように見えるので、詳しく撮影してみた。
何やら見たことのない赤い鉱物が付着している。他に似た色の鉱物が無いので「赤銅鉱(キュプライト)」であろう、と考えている。
これは酸化銅(Ⅰ)(=銅のサビ)であり、自然銅と一緒に出ることがあるらしい。

赤い鉱物は赤銅鉱であろう。金色の鉱物は黄銅鉱で間違いない、と思っているのだが(金色のが自然銅である、と書いている人もいるが、これはどう見ても黄銅鉱にしか見えない)。黒くてきらきらしているのは「閃亜鉛鉱」だと思っている。白い石英のようにみえる鉱物は、紫外線で強く蛍光するので蛍石で間違いない。謎なのは、蛍石に赤銅鉱が混じっているように見えること。こういう出方もするのだろうか?

別の場所にも赤銅鉱らしきものを発見。これは表面に金色が付いているから、黄銅鉱と一緒なのかもしれない。緑っぽいものは、銅の酸化物であろう。茶色の部分は蛍石に銅がしみ込んでいるように見える。雰囲気的にこのリンク先の標本燐銅ウラン鉱の乗ったこのリンク先の標本に似ている。

何でもやってみるのがいいかもしれない


 登山を始めた時は、これほど長く続けられるとは思っていなかった。
デスクワークだったので、「腰痛対策に筋肉を鍛えよう」ぐらいの気持ちでしかなかった。あと、気が滅入ることが多かったのもある。

頭でどれだけ考えるより、「何かやってみる」方が良い、と実感させられた。
実際に山に登れば、写真やSNSで得られる情報とは比較にならないほど、多くの経験をする。いや、写真がそもそも「絵空事」であることを、はっきり自覚することができる。
どれだけ文章でその素晴らしさや、辛さ、達成感などを書き綴っても、けっして「そのもの」ではありえないのだ。
これははっきり言える事である。

これは、何をするにしても同じだと思うのだ。
想像していたより、ずっと良いこともあれば、つまらないこともある。
いずれにせよ、「実際にやってみないとわからない」のである。

ひすい拾いにしても同じである。ひすいがいかに拾えないものであるのか、そして海岸に落ちている石が、いかに品質の悪いものであるかなどは実際に行って体験してみないとわからない。

だから人生において、頭の中だけで考えて「これはだめだ」と思うのは良くない。
やってみて、とてもできない、と思えば無理にやる必要はない。
ただ、それを判断するためには「とにかくやってみる」ことが必要だと思う。
でなければ、どうして判断できるだろうか?

決して登れない、と思っていた山に登れたこともあれば、
こんな石は拾えない、と思っていた石を拾ったこともある。
逆にひどい目にあったり、危険な目にあったこともある。
人生、寝ていても死ぬときは死ぬ。
あまり恐れないで、自分がやれることをやってみる、ということだと思う。

なんだか「うんちく」を垂れているみたいで嫌な文章になってしまった。
しかし、インターネットの世界では得られないものが、実際現実世界で何かをやってみる事で得られることが伝われば、いいなと思ってこの文を書いてみた。

2024年10月18日金曜日

スカルン鉱床は大地のエキス

 スカルン鉱床

スカルン鉱床の説明は上記リンクがわかりやすい。
要するに、地下から上がってきたマグマ、熱水など、高温の物質と、堆積岩である石灰岩が接触する。酸性の熱水の中には地下深くに存在する金属などが含まれており、それがアルカリ性である「石灰岩」と接触することで中和し、その中に金属が取り込まれた鉱脈だ。
自分の住んでいる所に近い神岡鉱山が代表的な例である。
接触した石灰岩は変成し、「結晶質石灰岩(大理石)」になる。
神岡鉱山の場合は、接触される側の石灰岩がすでに結晶質石灰岩になっており、それが火成岩由来のマグマから発生した熱水に接触することで鉱床を作っている。
金属は火山の硫黄分と結合し、硫化物として沈殿することが多い。
簡単に言えば「マグマの中の金属が、石灰岩の境目に溜まっている」タイプの鉱脈なのだ。

飛騨帯に広く分布する結晶質石灰岩の例。透輝石や石墨を含んでいる

亜鉛を含む異極鉱と思われる鉱物。茶色の部分は磁硫鉄鉱

スカルン鉱床に含まれる金属元素は種類が多く、神岡鉱山の場合は亜鉛が主であった。
神岡鉱山の周辺には、金銀銅はもちろん、石墨や鉛、モリブデン、そして有害なヒ素やカドミウムを含む鉱脈が点在していた。
現在ではこれらの鉱山はすべて閉山されている(現在立ち入りが禁止されているところがほとんど)。神岡鉱山は奈良時代の頃からすでに採掘されていたほど歴史が古く、日本の鉱業史の中でも欠くことのできない重要な鉱山であった。

スカルン鉱床が面白いのは、そこに含まれる多彩な鉱物、金属だけでなく、地質学的な特異性を持つこと。それは日本国土の成立にも関わる大地の運動の歴史を刻んでいる。
大陸から分裂した岩石に含まれる変成した石灰岩に、火山活動で湧き上がってきたマグマが接触し、このような鉱物が生まれるのである。不思議なことだな、と思う。

2024年10月17日木曜日

金剛堂山 あとどのくらい登山できるか

 先日、金剛堂山に久しぶりに登ってきた。
事情があって、大急ぎで下山しなければならなくなったが、急激に天候が悪化する前だったので、ちょうどよかった。
朝6時半開始で、お昼前には降りてこられた。

あとどのくらい登山できるか、わからないけれども、やはり登山はすばらしい。
条件の許す限り、機会を見つけて続けたい、と願っている。

紅葉はもう始まってもおかしくないのだが、葉が枯れてしまっている。今年の夏の異常な高温のため、環境が変わっているようにも思う。年々、この傾向が強くなってきている。写真は向かいの白木峰

草紅葉というよりは、枯れている

この風衝草原が好き。丸い山は前金剛。この日も風が結構強かった。

中金剛(1650m)から、両白山地。この後、雲に覆われてしまう

奥金剛(1616m)

風が強く、雲の流れが速い


この時点で9時40分ぐらいなので、まだ天気が崩れていない。おにぎりを2個食べて、早々に下山を開始した。

2024年10月16日水曜日

事情により


事情により、今後あまり登山に行けなくなるかもしれない。
昨日の登山の最中に、携帯が鳴り、のっぴきならぬ用事が発生したことを知った。
急いで下山して、なんとか用事を済ませた。

最近ほんとうに忙しくなった。
歳を重ねるにつれ、責任の重いことが増えてくる。
どうしようもないのだけれど。
今まで登れていたのは、本当に幸運の連続であった。

ブログは更新していこう、と思う。
タイトルも、「石のように」という名前に変えた。
これまで以上に山の記事も書けなくなってくるのではないか、と思う。

2024年10月14日月曜日

死ぬときに見る光

蛍石の蛍光を見ていると、
もうおれは死んだと小十郎は思った。そしてちらちらちらちら青い星のような光がそこらいちめんに見えた。
「これが死んだしるしだ。死ぬとき見る火だ。熊ども、ゆるせよ」
人が死ぬときには、形容しがたい、目がつぶれるような、強烈な光を見る、という。
『チベット死者の書』などにも、その光の事が書かれている。
この書では、青、黄、赤、緑、白の5色の光が、死者の前に次から次へと現れる。
それに従って行くと、もう二度とこの世に戻ってくることはない。
『今昔物語』などにも、臨終儀礼に「五色の糸」「五色の幡」の話がある。

実際「臨死体験」をして、この世に戻ってきた人の話では、このような光は実際に見えるようだ。(戻ってきた、ということは、その光についていかなかったのであろう)

特別な脳内物質が分泌されることが原因らしいが、実際に見た人の話だと「どのようにも、説明できないし、説明することに意味は無い。あなたにはわからないから」だそうだ。
生きている人間には、関係ない、という意味だと私は受け取った。

Argonne National Laboratory - originally posted to Flickr as Advanced Test Reactor core, Idaho National Laboratory Uploaded using F2ComButton

青い光で有名なのは、「チェレンコフ放射」の光である。光は真空中を進む時には、光速度(299792458m/s。秒速約30万キロメートル)で進むのであるが、水の中ではこのスピードが75%ほどの速度になってしまう。
しかし、核分裂で生じた荷重電子は、その中を真空中で光が進むのと同じスピードで進む。これによって水の電磁場が一時的に乱される。電磁場はすぐにもとに戻ろうとするが、その時に光を発するのが、「チェレンコフ放射」の原理らしい。
あたかも、蛍石が発光するときに、紫外線や熱で分子が励起されて、元に戻ろうとするときに発光するのに似ている。
平常の状態が乱されて、元の状態に戻ろうとするときに、光子を発するのだ。


これは、「アントラニル酸(麻薬原料指定されている)」という物質を持った細胞が死の瞬間に壊されて、中の物質が出てきて蛍光するらしい。チェレンコフ放射や蛍石の蛍光とは、全く原理が違うようだ。
この現象は死の瞬間が一番強く、その後すぐに消える。
(死の瞬間の苦しみを、アントラニル酸が消すのだろうか?)

しかしながら、「何かが元に戻るときに蛍光を発する」という点は、共通している、と感じる。世の中は不思議だ。
たぶん、人間も死ぬときに同じような光を発するのであろう。
「死ぬときに見る光」は、これなのかもしれない、と思った。

2024年10月12日土曜日

一番光るのはやっぱり蛍石

スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」で、ポムじいさんが
「すまんが、その石をしまってくれ。わしには強すぎる」と言っているシーンの石が、蛍石だという説がある。
なぜなら、青い光を放っているし、暗闇で蛍光するし、最後のシーンに出てくる、ラピュタの心臓部にある「正八面体」の結晶が、そっくりだから。
ただし、作者本人が認めているわけではないので、あくまでも巷での想像である。


実際、蛍石との共通点は多い。紫外線で照らすと、美しい、青い蛍光を発する。また、個体によっては、燐光(自発的に光る)を示す。熱を加えると、光を発する。この光が、劇中の飛行石に似ている。蛍石がモデルであろう、と思われて当然であろう。
 

このカメラは写りが悪い。iPhoneのカメラはもっと良くない。本当は、「この世のものならぬ」美しい青色光を放っている。


これなどは、実際はもっと美しいのだが、写真に撮ると、どうしても色が出ない。本当はもっと透明感のある、今までに見たことのないような、美しい青色を放つ。

蛍石は紫外線で蛍光させると、どんな鉱物よりも美しい。
しかし、それを撮影する技術は、かなり高度なようだ。
やはり、紫外線という、目に見えない光によって光っているからであろう。
すばらしい輝きを、お見せできないのが残念である。

いろいろな石で蛍光を試す

 持っている石に紫外線を照射してみる。

透輝石、もしくは透閃石と思われる石。強く蛍光。

奴奈川石を含む苦土リーベック閃石曹長岩。バリウムに反応しているのか、奴奈川石が黄色味を帯びた白い蛍光を発している。

やや緑味を帯びたオパールの蛍光

透輝石を含む石。白く蛍光している。

サンダーエッグに照射してみると、今まで見えなかった層状の構造が見える。白く蛍光している?とまではいかないかもしれない

上で蛍光しているのは、タオルで拭いたときにタオルの破片がのこって、それが蛍光している。タオルには蛍光染料が使われているのである。石は緑味を帯びた弱い蛍光。

短波紫外線だと、もっと違う色になることもあるらしいし、短波でしか光らないものもあるのだが、短波紫外線は、長波よりもさらに危険。
光を見てしまったせいで、網膜にダメージを負った例があるらしい。
怖いので、短波紫外線についてはキャンセル。
短波よりももっと短い電磁波は「X線」と言われる。X線に近ければ近いほど、体への影響も大きい、ということらしい。

2024年10月11日金曜日

紫外線ライトで蛍石を光らせる とても強い蛍光

 「蛍石に紫外線を当てると、ものすごくきれいだ」と聞いたので、紫外線LEDライトを入手。紫外線ライトは、直接見ると目に激しいダメージがあるので、UVカット眼鏡と紫外線カット99.9%の雪山用ゴーグルを装着し、蛍石に照射してみる。
このライトは1灯式で、波長は375nm。青色LED開発者の中村修二博士がいた日亜化学工業のものである。発売は大阪のコンテック。物は確かだ(あやしい品物ではない)。
よく、「宝石用は365nmがきれい」と言われているが、波長が短ければ短いほど、紫外線としては強力になるらしいので、いきなり冒険はしない。

※ 警告 このページで使用している近紫外線は可視光と比較して約10倍のエネルギーを持つ光です。(短波紫外線になると、エネルギーは100倍ぐらいになります)普通のランプより10倍明るい電灯を想像してください。とても直視できるものではありません。危険なので決して紫外線ランプの光源を見ないでください。

危ないから決して光源を直視するな、と警告されている。ライターの火と同じぐらいの注意が必要である。

まずはルビーに照射。真っ赤に蛍光した。コランダムは赤く光るらしい。

オパールはうっすらと緑色

これはグラス越しでは緑色に見えたのだが、iPhoneのカメラでは、激しく青白く蛍光している。光っている鉱物はなんだろう?オパールだから、方解石ではないだろう。

これは蛍石を含んだ石

蛍石は青い蛍光を放つのが特徴

紫色も混じるとても強い蛍光だ

---------------------------- 糸魚川の海岸で拾った石

ひすいを含んでいると思っている石

紫外線照射によって、「クロム透輝石」の可能性が高いことが判明(つまり、ひすいじゃない)。クロム透輝石自体は、かなりレアな石で、北海道のものは「日高翡翠」という名で呼ばれた。これも紫外線のおかげ。


可視光では全く分からなかった、白いライン。透輝石は白く光るという。そして、下の方に赤く光る鉱物

赤く蛍光する鉱物。長波で赤く光るのは、クロムイオンを含んでいることを意味する。ただし、コランダムではなさそうだ。

透輝石とクロム分があるということは、クロム透輝石か?あるいは菫泥石か?コスモクロア?

鉄分、銅成分を含むものは、全く光らない。
ゆえに、はっきりひすいとわかるものは、光らないものが多い。
ただし、石目が白く光るものがある。

紫外線を照射してみることによって、いろいろとわかることがある。
ロディン岩は透輝石、ベスブ石などでできているので、白く光ったらロディン岩なのかもしれない。
だとすれば、ひすいを見分けるのに役に立つだろう。

2024年10月7日月曜日

銅はかなり希少な存在?

地殻中の元素の存在度 - Wikipedia


上の「地殻中の元素存在量」の記事を見ていただくとわかるように、一番多い元素は「酸素」である。これは物質が酸化されているからである。
酸化鉄、水など、酸素と結合している物質が一番おおい。
酸素を除外すれば、最も多いのは「ケイ素」と「アルミニウム」である。
酸素とケイ素だけで、「石英」が出来上がる。
それに3番目のアルミニウムと、6番目ぐらいに存在量が多い「ナトリウム」が結合すれば、「ひすい輝石」ができる。(ひすいがたいした物質ではない、と言うことは以前にこのブログで述べた
このようなありふれた元素でできているものに、命までかけてはいけない。

銅は地殻中に50ppmほどしか存在しない。
これはナトリウムの460分の一の量である。
鉛は意外にも14ppmと少なく、ヒ素に至っては1.5ppmしか存在しない。
銀はさらに少なく、0.07ppm
水銀は0.05ppm
金は0.0011ppm。
もっとも少ない元素は「オスミウム」であり、0.0001ppm(0.00000001%、1億分の1%)しか存在しない。

銅は地殻中には50ppm(0.005%、5千分の1%)存在し、年採掘量は1500万トンある。
金は2800トンしか掘り出されていない。
鉛は280万トン掘り出されているが、それでも銅よりはかなり少ない。

存在量は少ない方であるが、採掘量が多い、ということは人間の社会によく利用されている金属であることを意味する。
この銅が希少だと言えるか、どうかであるが、流通量が多いので、それほど希少だとは言えないであろう。電線や工業機械、電子部品などに非常に広く使われており、人間にとって極めて重要な、有用な金属であることに疑いはない。

しかしながら、国際市場での銅の相場は値上がりを続けており、今後、とても希少な金属になることは十分にあり得るであろう。
「10円玉を保管しておけば、そのうち額面以上の価値が出る」という噂もある。
100年やそこらで、そこまでになることは無いであろうが、長い年月のうちにとんでもなく貴重な金属になることもあるかもしれない。