2019年11月8日金曜日

人恋しさと北アルプス

新穂高ロープウエイしらかば平駅から。紅葉見るだけなら、ここからで十分だ 2019/11/05
今年行った山で、他にも登山者があった、という山は多かったが多くて三人ほどだった。
しかし、新穂高ロープウエイは平日でも10人ほどの登山者がある。夏のハイシーズンになるとさらに何倍にも増えるだろう。

山中で孤独になり、誰とも話さず誰にも会わず黙々と登り続けたり、誰もいない海岸をヒスイを探して歩き続けたり。。。今年はそういう状況が多かったように思う。

今月、先月は熊の出没が多く、特に標高の低いところでの被害が多発していた。
集団で歩いていても、または大きな町のすぐそばでも襲われる人が続出していた。
高所ではもう餌がなく、低いところに降りてきているのだと思った。
低いところの方が危険だ。ならば北アルプスへ行こう、となったのであった。

しかし、北アルプスはシーズンオフ。あまり低いところからアプローチする山はそれこそ熊にも襲われやすいだろうし、第一時間がかかりすぎる。日が短いので、あまり時間がかからない山に行くしかない。

ロープウエイから登る西穂高岳はいつもたくさんの観光客で賑わっている。
登山客は少ないけれども、それでも皆無ではない。

それと、たまには人の顔も見たいと思った。

人か恋しくなって北アルプスに行くなんてね。昔は逆だったのかもしれないけれども。
それだけアプローチが簡単になっているということだろう。
それが、自然にとって、良いことなのか、どうかはわからない。

自然が美しい場所は、人間にとって居やすい環境ではない。
本来なら、簡単に入れる場所ではないのだ、ということだけは忘れないようにしたい。