青海黒姫山、雨飾山、明星山、頸城駒ヶ岳は全て「3B」というランクに入る。
この”3”は体力度を表し「日帰り」が可能な山の一番上、”B”は技術的難易度を表し、5段階のうちの下から2番目に相当。一番高度なレベルを要求されるのがEランク。
表の順番で、やさしい順に並べてみると
1、頸城駒ヶ岳
2、明星山
3、雨飾山
4、青海黒姫山
になる。
一昨日の頸城駒ヶ岳は「一番簡単な」山であるはずであった。
実際に登った感想だと、この中で一番難しかったのが頸城駒ヶ岳。しかもダントツで難しく感じた。
以下、個人的に簡単だった順に、私的にランキングを付けてみる。
1、雨飾山 この山は登山道が整備されており、一番優しかった。百名山指定されているため、他にも登山者が多く、一番歩きやすく感じた (2018/10登頂) |
2、青海黒姫山 滑りやすい岩山で、標高差も大きいが登山道が整備されており、慎重に行けば問題なかった。(2019/5登頂) |
3、明星山 登山道が不明瞭な箇所があり、沢の渡渉も数回ある。がけ崩れ箇所あり。山で最も危険な道迷いの可能性があった。険しい岩尾根があり、注意を要する。(2019/6登頂) |
4、頸城駒ヶ岳 ダントツで難しかったのが、この山だ。一番厄介だったのが、長い2連アルミ梯子の上の滑る岩、その後も滑りやすいスラブの箇所がたくさん出てくる。登山道も草でわかりにくく、急斜面の倒木の下をくぐる箇所や、滑ると終わりの箇所が限りなくある。個人的には剱岳の早月尾根よりも緊張した。最近滑落して亡くなられた方もある。(2019/8登頂) |
要するに、その山の中に、どれだけ危険な箇所があるのか、によって考えるべきではないか。
標高差や歩行距離は確かに難易度に影響するが、それが全てではない。 このことを、今回思い知ったので書いておく。