2022年10月13日木曜日

人形山 三ケ辻山 ガスの中の山行

 はじめて三ケ辻山に登ることができた。横の人形山は2回ほど登ったことがある。それにしても10年も前の話。
とても良い山であるが、登山口に至る道路が岩だらけのダート道である。私の車は車高が低く、無理だろうと思って長い間敬遠してきた。
「普通車でも、ゆっくり行けば大丈夫」という情報があったので、通行制限も無いようだし、行ってみることにした。
終始ガスで、雨は降らなかったものの眺望はなし。
しかし涼しくて登りに集中できてよかった。

登山口に至るダート道。大きな石が道の真ん中にあったり、溝があったりするので、何回か激しく腹を打つ。

登山口に立つ「人形堂」のお社。この山はかつて、日本昔ばなしの舞台にもなった。親孝行の娘が遭難死して、雪形になった、と言われている。

1200m付近の第一休憩所。ゆるやかな杉林の中を歩いて、約1時間で到着する。

富山県最大と言われる「ドウダンツツジ」。残念ながらかなり樹勢が衰えている。

1400m付近に第二休憩所。ここまでが行程の約半分であるが、ここを半分と考えてしまうと、後が長いので、だいたい1/3と考えた方が良い。

だいたい1500m付近に宮屋敷跡。ここに昔現在は上梨にある「白山宮」があった。こきりこ踊りが奉納されて有名な神社である。重要文化財に指定されている。室町時代の建造物で、富山県最古の木造建築だ。泰澄大師が開山であるといわれる。

上の方に行くに従い、ガスが濃くなってきた

晴れていれば紅葉がきれいだっただろう

ダケカンバ

飛越新道ほどではないが、かなりぬかるみが深い。

さて、急な梯子坂にさしかかる

登山道を整備してくださっている方々により、きれいに草刈りがしてあった。本当にありがたいことだ。

梯子坂乗越。梯子坂を登りきると、三ケ辻山と人形山の分岐になる。

三ケ辻山方向に進む。ここからは初めて行く道だ。

思ったよりも登山道がはっきりしており、細くて険しい道であったが、なんとか行くことができた。

山頂付近まで、数回アップダウンを繰り返す

三ケ辻山に到着。2等三角点の山である。山頂標識はクマにかじられて、ほとんど字が見えない(笑)

分岐にもどり、今度は人形山方面に進む。

おおきな岩が現れてきた。これは「安山岩」である。かつて火山爆発があった名残である。

幻想的な風景だ

人形山山頂