2022年3月25日金曜日

MX Linux 32bitを古いパソコンにインストール

 多少動作は遅いものの、古びたパソコン(DELL LATITUDE D520 1GB 32bit)に、MX Linux 21をインストール。(このブログはインストールしたMX Linuxから書いているのである)
今まで、WindowsXPが動いていて、数年前にCentOS 7をインストールしてサーバー用途で使っていた。
MX Linuxは、最近人気で、動作の軽いantiX Linux(Debian系Linux)の拡張版。
昔のパソコンがデスクトップ機として動くという。
早速試してみる。
 
意外と軽い!HDDドライブはもともと遅いので、それを考慮したら、快適とは言わないまでも、実用に耐える出来上がり。


Falkonというブラウザを使ってみるが、時々変な動作をする。多少重いが、FireFoxを使うと意外と安定している。 

 32bitパソコンは、Windowsですら対応していないため、今となってはLinuxで運用するしかない。
だが、MX Linuxを入れればネットサーフィン、かんたんな文書作成の用途であれば、十分可能だと思った。

パソコンは10年も経てば、過去の遺産、という言い方をされるが、じつは、できることはたいして変わっていない。
 
動画編集や音楽を作成するのでない限り、また凝ったグラフィックスを多用したゲームをやるのでない限り、高性能なマシンは必要ないんだよね。
 
事務用であれば、本当はOfficeなんかも必要ないのだが、世間の義理でMS Officeフォーマットにしているだけだ。
どうしてOfficeソフトを動かすのに、64bitの32CoreのついたCPUが必要だろうか?
 
事実、10年ほど前のOfficeと今のOfficeソフトウエアにどれだけの違いがあるだろうか?
確かにいろんな機能はついているものの、ほとんど必要のない機能ばかりだ。
 
しかも最近は、Google Officeみたいにネット上で使うOfficeが流行ってきており、ブラウザが使えれば、Officeのほとんどの機能を使えるのだ。
 
新しいOSが出るたびに、昔の機械は顧みられなくなり、ゴミになってしまうのが先例であったけれども、これは環境を破壊するだけでなく、貴重な地球上の資源の浪費でしかない。
 
「新しいものがいいんだ」という固定観念に縛られて、少し古くなったから、といってすぐに捨ててしまうのは良くないのではないだろうか?
 
これからはSDGsの時代。
地球環境を守りながら、人類が存続していかなければならない時代に入っているのではないだろうか?
 
ウクライナで戦争なんかやっているけれども、そんなことをしている余裕はないのではないだろうか?