世の中は新型コロナが蔓延しており、深刻な状況になっている。
これでは登山出来ない。登山の雰囲気だけでも味わえないものだろうか?ほかの手段で。
『風ノ旅ビト』(Jouney)という中国の人がプロデュースしたゲームが、殊の外美しい山の景色が観れる、という評判だったので、やってみることにした。
わたしはゲームというものはほとんどしない。山に登ることが十分ゲームの要素を持ってるからだ。リアルなゲームだと思っている。
このゲームは美しい映像、そして音楽でたくさんの賞をもらっている。
2012年発表だから、10年前のゲームだ。
にもかかわらず、古いゲームとは思えないほど、丁寧な作りだ。
よくありがちな経験値やゴールドでレベルが上がっていくゲームでは無い。
また、ネットゲームにありがちなコミュニケーションやチャットが一切無い。
操作説明すら存在しない。
直感の力で未知の世界にいくような設定になっている。
ただ、ゲーム自体はそれほど難しいことはなく、2回もやればクリアできる。
(途中でまったく手詰まりになることがある。バグだ、という意見があるけれども、これはこのゲームの仕様ではないだろうか?「ふりだしに戻る」という場面がある)
私の目指している登山のあり方にあまりにもぴったりなので、すこし感動している。
砂漠や地下道、沢や谷に古代文明の廃墟が並ぶ。
そこを基本的に一人で(2人以上のプレーヤーは画面に現れない)超えていく。
ソロの精神を遺憾なく発揮出来る。すばらしい設定だ。
わたしは2回目のトライでクリアできた。3D慣れしていないために、3D酔いになってしまったのが唯一の欠点か。
プレイすれば、一回登山に行ってきたぐらいの価値はある。ぜひ体験してみてほしい。
以下にゲームの中で出てきたような、イメージ的にぴったりこのゲームにあう写真を載せてみる。
ゲームの中の雪山の入り口。現実にこんな山があったら、絶対登れないだろう(笑) 双耳峰なので、白山に似ているな。 |
雪山に入る前の塔のてっぺん。ここまで来るまで、1回最初からやりなおした。 |
砂漠の中から見える、目的地の山。タクラマカン砂漠から、天山山脈を見るようなかんじなのか?行ったことが無いから、わからないが。作者は中国人なので、こんな風景を思いつけるのだろうか? |