脈状に入った蛍光緑は、金山谷系の黒翡翠によく見られるものだ。
境目がはっきりあり、糸巻きのようにも見えなくもない。
明らかにきつね石やロディン岩やクリソプレイズの緑色とはちがう。
比重も2.9と高めだ。
ただし、この石は表面に大きな結晶があり、ほんとうにひすいなのかどうか、自信がない。
灰色の部分はとてもひすいには見えないので、曹長岩であろう。
左から、以前拾った金山谷系の黒緑、昨日拾った灰緑と思われる石、比較の為、含ニッケル石英(きつね石) |
以前拾った金山谷系黒緑。灰色の所も光を通す、けっこう気に入っている石。 |
きつね石と思われる石。緑色の色相は青緑系。典型的な色なのでわりと悩まない。 |
昨日拾った石。灰色と、明らかにきつね石とは違う緑色。脈状の蛍光緑が入る。ただし、表面に大きな結晶が出ているので、曹長岩の成分がかなり入っているのかも。比重は2.9ある。これだけあれば、石英ということはない。輝石系の石だと思う。角閃石の緑ではない。 |
光を通してみる。透過はそれほど良くない。部分的に光を通す部分があり、この色はひすいに特徴的な色をしている。 |
表面は部分的に光沢あり。しかし、大きい結晶があるので、それほど良質の石ではないような気がする。 |