2022年7月27日水曜日

ブレイン・フォグ


これを「ブレイン・フォグ」といい、認知症に似た症状らしい。
聖マリアンナ医科大学のHPによれば、
”感染初期から、人の話や書いてあることが理解できない(理解しようとすると非常に疲れる)、普通では間違えないことを失敗してしまう、覚えられない・思い出せないといった記憶の低下が現れる場合があります。全体的に頭にモヤがかかったような感じとなり、Brain fogとも呼ばれています。当院では高次脳機能テストや脳血流SPECTといった脳の状態を評価した上で、反復性経頭蓋磁気刺激(rTMS)という特殊な磁気を用いた脳刺激治療をリハビリテーション科にて行っております。まだ保険で認められていない新しい治療的技術ですが、rTMSにより症状が改善した、頭がすっきりしたと効果を実感される方が多いです。”(出典:https://www.marianna-u.ac.jp/hospital/kanja/specialty/specialty_24_1.html)
とあり、まとめると

1,人の話が理解できない
2,理解するのが疲れる
3,普通では間違えないことを失敗してしまう
4,覚えられない
5,思い出せない
6,頭にモヤがかかったような感じがある

という症状が出るようだ。
実は私も最近、以前にはなかったこんな症状が出るようになって困ることがあるのだが、新型コロナに感染したことはない。
もしかしたら、認知症の始まりか、と思ったくらいだが、どうも解せない。
知らないうちに新型コロナに感染して、脳にコロナが回っていたのだろうか?

新型コロナが脳に感染すると、慢性的な炎症を起こす。
これは細胞に入ると、ヘルペスウイルスと同様に合胞体(シンシチウム)を形成し、いつまでも残ることが原因しているという。
これは普通のSARSウイルスには見られない性質だともいう。
当然、これは脳細胞でも同じで、異物がいつまでも残って炎症をおこすことになるだろう。
本当にやっかいなウイルスだ。

こんなウイルスが世に出てしまった以上、これと付き合っていかなければならないことになったのは明らかだ。
ほんとうに困ったことになった。オミクロン変異株の場合、ワクチンの効果も相当落ちているので、いつ感染してもおかしくない。
幸いなことに、今のところ重症化する割合は低いのがせめてもの救いだ。