2022年6月19日日曜日

能登半島の地震

 能登半島で震度6弱

能登半島最先端禄剛崎にて 2022/3

能登半島でずっと「群発地震」が続いていたが、本日の地震はやや大きかった。
M5.1、震源の深さ8km、逆断層型(AQUAシステムのCMT解)であるから、浅い所で起こった「プレート内地震」であろう。
能登半島先端では、何か水蒸気かマグマのような物が上昇してきているのではないか、という観測がある。
いつも同じ「木浦海岸」あたりで発生している。
地質的には、溶岩や火砕岩のある場所ではある。

これによって、日本列島が大陸から引きはがされたのである。
これが大体2700万年から2300万年前(漸新世から中新世ぐらい)の出来事とされる。
その名残が、まだ日本海に残っていても、おかしくないと思われる。
(ちなみに能登半島の溶岩は、2000万年前から1500万年前ぐらいのものであると考えられている。)

環日本海の火山活動が何の前兆も無く、再び活発になることもありえないことではない。
日本列島は世界の火山の10%を抱える「火山国」でもある。
どこで何が起こってもおかしくない。
大昔の岩石を調べることで、そこで過去に何が起こったのかが分かれば、必要な備えをすることも可能である。