2019年5月24日金曜日

ヒスイ探し 2回目

どうしてもヒスイを探したかったので、もう一回、青海黒姫山の麓の海岸へ。
(妹がここを見たら「兄貴らしい」と言うだろうな笑)

非常に暑く、日射病、熱射病の危機と闘いながら、丸一日、海岸を歩き続ける。登山で鍛えた足だから、大したことはない。

そして、日本海特有の荒波。
いきなり高くなる波を避けながら、ヒスイがあると言われるI海岸、o海岸をめぐって集めてきた石は100余り。

その中で、「これはヒスイじゃないだろうか」と思う石を選別してみた。
「10万個に一個の確率でしかない」「ほとんど拾われてしまっているので、発見するのは不可能」「どれがヒスイの原石なのか、見極めるのは極めて難しい」 と言われており、専門家ですら、真偽を見抜くのは容易では無いと言われる。

 私が収集した情報で考えた基準は以下のとおり。 

1、緑のヒスイは滅多に無い。白い石を探す
2、重く、つるつるする
3、特有の条痕がある 

フォッサマグナミュージアムに持ち込めば、五個までなら鑑定してくれるというが、そこまで手を煩わせるほどのことでも無い。 どうせ滅多にない石だ。全部違う石に決まっている。

自分で勝手に選別した石。ハンマーで叩いてもビクともしない。
透光性は良くないが、条痕が走り、重い。
条痕の部分が溶けている。硬く、うっすらとラベンダー色
重く、硬い。中にジルコンのような粒を含んでいる。
これは、ネフライトだと思われる。いちおうヒスイの仲間だが、ヒスイ輝石とは全くちがう鉱物だ。
こちらは、ヒスイに似た石だと思われるもの。緑色が入っているのは典型的なロディン岩だ。
これは美しい緑を発するが、違うと思われる。クロム鉄鉱という別の鉱物があるそうだ。
これも違うだろう。
ラベンダー色を帯びているものに光を当てると、良く透過する。
これは、灰色のもの。これも光を通す。
ネフライトに光を当てると、とても美しい緑色を発する。