2023年11月11日土曜日

歯が割れた


 朝食していると、「なんだか痛いな」と思っていた歯が、突然「ぽき」と音を立てて割れてしまった。

直後に激痛はなかったのだが、だんだん痛くなってきた。歯冠もしくは歯根が破折したと思われる。こうなると、抜歯しなくてはならないだろう。歯科医に予約を入れた。

日ごろから歯の健康には気を遣っているはずなのに、こういうことも起こるものだ。なかなか未来というものは予想のつかないものだ。

今回は歯だったからまだましだったものの、山での遭難やクマの襲撃だったらどうだったか?

きちんとそのリスクに対処できるのか?なにか起こった時に、どう対処するのか、ということは常に考えておかなければならない。

ココヘリへの加入とか、保険とか、携帯電話とかは当然のこととして、自分で対処できなくなった場合の行動シミュレーションが常に必要だ。

年齢を重ねると、山中での「発病」というリスクもある。その場合、どう行動するのか?

もしもの場合、いつ救助要請するのか?

そういう、具体的な場面を予想し、あらかじめ考えておく必要がある。

慎重にも慎重を尽くして、これからも登山を続けていきたい。


2023年11月5日日曜日

石動山 原点の山

 クマがたくさんいて危険なので、奥山から離れた山を歩いてきた。
ここは私が登山を始めて一番最初ぐらいに訪れた思い出深い山でもある。
たぶん、5年ぶりぐらいに登った。
帰りはまだ行ったことのない七尾城経由で下りた。
11月としては記録的な高温で、25度ぐらいにはなっていた。
地球が沸騰している、というのは肌で感じられる。
クマたちが怒るのも、無理もないことだと思った。


石動山に登ってみる

石動山山頂。大御前と言われる。むかしここに天平寺という大きなお寺があり、北陸の修験道の中心地であった。古くから朝鮮半島、中国大陸とのつながりがあったらしい。仏教もいち早くこの地に伝わったのではないか?海から目印になる山で、星辰信仰とかかわりがある。昔大陸から渡ってきた人たちが、この山を目印に航海していたという説もある。

※ 石動山は京都や奈良から見ると、北東から北北東に当たる。
「鬼門」とされる方向であり、昔から忌の対象であった。
比叡山も京都から鬼門の方向にあるので、お寺が建てられている。
「厄払い」的な意味もあるのかも。
星辰信仰は「時間」に関係する。星座は時間とともに周期的に位置を変える。一定の周期で吉凶の物事が起こる現象を、昔の人は大いに恐れたにちがいない。また、それを予知しようとあれこれ方策を尽くしたのであろう。彗星や突然の空の変化は、昔の人たちにとっては不吉のしるしで、そのたびに加持祈祷がなされた。
陰陽道や道教、そして修験道はそのために国家の保護を受けて発展した歴史がある。

この地は私が登山を始めてまもなく訪れた。原点の山である。手つかずの原生林が広がる。以前と違うのは、異常な高温であることである。

帰り道、七尾城城山展望台より、七尾の町。

2023年10月24日火曜日

恐ろしくて山に行けない

 


連日、クマが人を襲う事件が発生しており、さすがに怖くて山に入れない。
今年は例年とは違うような気がする。
去年は木の実が割と豊作で、結果、親子グマが増えているようだ。
親グマは子グマを連れて行動しており、子供を守るために攻撃的な行動をとる。

襲われた人の話を調べると、「背後からいきなり襲われた」「気が付いたら既に嚙まれており、反撃する暇がなかった」など、恐ろしい話が多く見つかる。
親子グマに対しては、セオリー通りの対応は効果がないようにも感じられる。

クマ鈴、音の出るものなどの効果が限定的ということになれば、どうやって防いだら良いのか?
クマが真剣に人間に向かってきたら、勝ち目はない。
瞬発力、体力ではかなわないし、何といっても、鋭い爪で頭部を攻撃してくる。
ヘルメットの着用は一定の効果があるようだが、それでも大けがは避けられないだろう。

これから降雪前、クマたちも更にたくさん餌をとる必要があるだろう。
だとすれば、行動が大胆になってもおかしくない。
彼らが冬眠するまでの間、山に入るのは自粛すべきだと判断せざるをえない。

今年は本当に山に行けるチャンスが少ない。

2023年10月21日土曜日

今年はクマ情報がかなり多い


出典:くまっぷ(●富山県ツキノワグマ出没情報地図【クマっぷ】

先日、富山県東部で人が襲われて亡くなる事件が発生。県内で死者が出るのは2009年年以来だという。
特に気になるのが、富山県中部に多く出沒している、ということだ。
立山周辺、有峰あたりから下りて来ている個体が多い、ということになる。
また、完全な平野部で多い、ということだ。
川を伝って、人間の住居にちかい場所に来ている。

クマは人間の食べもの、人間の近くにある木の実を食べに来ている。
柿、ギンナン、栗などを多く食べる、という。
また、ゴミなども食べる。

農家の高齢化もあり、柿の実などは多く放置されている。
栗を収穫する人も少なくなった。
そのため、クマの餌は多くなっている。
さらに、農地の周りも草が生い茂り、荒れているために、人間の住居と自然の環境が一体化しつつある。
当然、クマは入ってきやすくなっている。

毎年、クマは今の時期に来るのだが、今年は猛暑のせいもあってか、山の実は不作であるが、たしか去年も不作だといっていたような気がする。
これは根本的な原因ではなく、ようするに、人間の食べ物が栄養価豊富であることをクマが学習して、山の実があっても食べないようになっている傾向があるのではないだろうか?

人間が、より収入の多い都市に一極集中する現象とシンクロする。
「こんな田舎では仕事もないし、都会に出て仕事を見つける」というのと同じ感覚なのではないか?

もしもそうだとしたら、人間もクマも同じようなことを考えている。

2023年10月4日水曜日

大辻山(1361m)と尖山(559m) 秋山シーズン到来!

大辻山と尖山に登ってきた。登山を始めてから12年経つが、二つとも登るのは初めての山だ。
今回は出発が遅く午前九時。国立立山青少年自然の家から横を通り、長尾峠の駐車場へ。
平日なのにすでに何組かの登山者あり。
登り口が3か所存在しており、駐車場すぐ前の登山口から長尾山にまず登る。
前日雨が降っていたので、草が濡れていて服が濡れてしまった。
長尾山を通過すると、藪の少ない道に合流。
道は全体に整備されていて歩きやすかった。
登山開始から約1時間半で山頂着。
下山時、なぜか毒キノコが多くて、写真を撮った。
下山はほぼ正午であり、かなり時間があまってしまった。
このまま帰るのももったいなくて、帰りに尖山も登ってくることにした。
累積標高差はそれでも合計900mにも満たない。

尖山も初めての山。往復2時間かかることもわからないまま登った。
最初の分岐で「夏椿ルート」に入る。ここは尾根道のようである。
尖山展望台という場所がわからず、すこし迷った。そこを過ぎると道は明瞭。ただ、夏椿峠を越えると、道が急に険しくなった。下が石ころだらけなので、注意して登る。

山頂に到着すると7,8人の登山者が休憩しておられた。平日なのにこれだけの登山者があるとは。さすが有名で人気のある山は違う。今までほとんど人の登っていないような山ばかり登っていたので、久しぶりに人に会ったような気がした。
帰り道、他の登山者の方とお話しながら、沢コースを下山。
この山の植物の話や、この間の豪雨で道が流されたこと、登山道の整備の話、この山で亡くなった人の話など、貴重な話を聞けてとても楽しかった。
この山はファンが多く、人里近く親しみやすいが、やはり山は山。しっかりした装備で登山しなければならないことを再認識したのであった。

_________________ 大辻山の記録


9時に登り始め。10時30分ぐらいに山頂

三角点。周りの土がかなり削られている

雲が多く、正面に見えるであろう大日岳の眺望はなかった

称名川とハンノキ滝、称名滝は見える

ハンノキ滝がくっきり

ナンバープレートは11番が最終です

これはタマゴテングタケ(毒)

アキノキリンソウ

ナラタケかコレラタケかわからない。

岩石は流紋岩だろうか?

時間が余ったので、飛び出て見える尖山に登る時間がありそうだ

スギヒラタケではないような気がする

猛毒キノコの王者「ドクツルタケ」。これ一本で人間を死に追いやる位の猛毒を持つ

これはドクササコかもしれない。これも猛毒きのこだ。

帰りは、長尾山を経由しないで、林道に下りられる道があるのを見つけた。

帰り道。大辻山を振り返る。

_____________________ 尖山の記録


夏椿コースより1時間ほどで山頂

この間行った「鉢伏山」方面

さっき登った大辻山。尖山の親分みたいな雰囲気だ

山頂直下に鎖があるのは、昔ここで転んで大けがをした人がいるから。新聞に載っていたから知っている。

この山域に行けばかなりの確率で「吉峰温泉」に入って帰るね。泉質はけっこうしっかりしたアルカリ泉なので、肌がつるつるになる。