出典:くまっぷ(●富山県ツキノワグマ出没情報地図【クマっぷ】) |
先日、富山県東部で人が襲われて亡くなる事件が発生。県内で死者が出るのは2009年年以来だという。
特に気になるのが、富山県中部に多く出沒している、ということだ。
立山周辺、有峰あたりから下りて来ている個体が多い、ということになる。
また、完全な平野部で多い、ということだ。
川を伝って、人間の住居にちかい場所に来ている。
クマは人間の食べもの、人間の近くにある木の実を食べに来ている。
柿、ギンナン、栗などを多く食べる、という。
また、ゴミなども食べる。
農家の高齢化もあり、柿の実などは多く放置されている。
栗を収穫する人も少なくなった。
そのため、クマの餌は多くなっている。
さらに、農地の周りも草が生い茂り、荒れているために、人間の住居と自然の環境が一体化しつつある。
当然、クマは入ってきやすくなっている。
毎年、クマは今の時期に来るのだが、今年は猛暑のせいもあってか、山の実は不作であるが、たしか去年も不作だといっていたような気がする。
これは根本的な原因ではなく、ようするに、人間の食べ物が栄養価豊富であることをクマが学習して、山の実があっても食べないようになっている傾向があるのではないだろうか?
人間が、より収入の多い都市に一極集中する現象とシンクロする。
「こんな田舎では仕事もないし、都会に出て仕事を見つける」というのと同じ感覚なのではないか?
もしもそうだとしたら、人間もクマも同じようなことを考えている。