お盆の16日の朝に吹く風を、長崎五島地方では「精霊風」と言い、これに当たると不幸になるので、16日には墓地や墓の道には行かない、という風習があったそうだ。
今年は太陽暦の8月12日が陰暦のお盆だったので、次の日の13日の朝の風がこれに相当する、と思われる。
13日の朝にはお墓には行かなかったな。しかし、生暖かい南風が吹いていて、にわかに空が曇ってきた。
湿気と高温で息が詰まりそうだった。
いかにも、体に悪そうな風ではあった。
お盆は季節の変わり目で、急激な気温の変化が起こることもあり、体調を崩しやすいのは確かだ。
昔の人は経験で、これらのことを分かっていたのであろう。
世の中は新型コロナウイルスが蔓延しているが、お盆の後、感染爆発にならなければ良いが。