2022年8月23日火曜日

お盆過ぎ


 お盆過ぎはいつもなら「山」によく行っていた。しかし今年は何か違う。
山に行ける場合、山が呼んでいるような気がするのだが、今年はまったくそういう気配が感じられない。
おまけに体調が悪く、体中が痛くなって、特に「股関節」の関節痛がひどくなって、足を延ばしてゆっくり休めないありさまだった。
そして奥歯の「智歯周囲炎」。さらに妙な吹き出物が出たりした。
これは行くな、ということだろう。そういうメッセージを感じたら、私は自分の直感を信じる。

いつもより異常に高い気温、湿度、大雨など、大地が怒りに震えているような感じが強い。山の神だといわれる熊も、季節がまだ早いのに里に下りてきている。
これは何か変だ。

海にも行かない。この蒸し暑い中を「ヒスイ探し」している人がいるようだ。
最近テレビでヒスイ探しが放映されることが多くなったせいだろうか?
(マスコミの方は何か記事になりそうな事を探すのが仕事だから、仕方がない一面もあるが)
しかし今の時期は、熱中症の危険が最も高い時期だ。
以前、この時期にヒスイ拾いをやったことがあるが(リンク)あまりにも暑く、軽い熱中症になってしまった。かなり気分が悪くなって焦った。

ひすいという石は、めったに拾えるものではない。
簡単に拾っていらっしゃるようなブログ、YouTube動画を見かけるが、あれは相当長い時間歩かれた結果を、編集して公開していらっしゃるんだろうと思う。
まったくやったことがない人が、いきなり真夏の糸魚川の海岸を歩けば、簡単に熱中症になってしまうと思う。最近は平均気温が上がっているので、なおさらだ。

私は「ヒスイ拾い」については、だいたいどんなものか分かったので、これ以上続けるかどうかは分からない。
びっくりするほど高品質の石は、よほどの幸運でない限り、拾えないということが分かったので、あきらめることができたのである。
ここまで分かるために、どれだけの時間と労力を費やしたことやら。

なんでもやってみることは大切だと思うが、ヒスイ拾いは投資対利益の比がとても大きいので(もちろん利益の方が圧倒的に小さい)、あまりお勧めしない。
ただ、「ヒスイを拾おう」とは思わないで、あの大自然の中を歩いてみよう、と思うことはいいことだと思う。
それが気持ちよくできる季節を選ぶべきだとは思うが。