最近周りがぎくしゃくしている。新型コロナの対応で疲れ切り、いろんな場所で社会がおかしくなっている。
争いやごたごた。
山道が恋しい。ただ一本の道が、すばらしい世界にまっすぐ伸びている。
そこをひたすら、何も考えずに歩く。
老いも若きも、登山道を登る時はそうなのだ。
どんな人でも、海外から来られた方でも、ひたすら登る。
そういう山が、遠ざかっている。
何もなかった時代が恋しい。
ひっそりと静まり返った登山道を歩く時、また以前のように、誰もがそのように、粛々と山道を歩いていたことが思い出されるのだ。
登山は、登山以前に、世界が平和でなければ、成り立たない。
登山は真の平和な世界でしか、できない。