久しぶりに登山らしい登山が出来た。
立山連峰の一角にある「大日岳」。この山は以前にも登ったが、その時はガスだらけで何も展望がなかった。
今回は晴れていて、立山連峰を一望できた。
もしかしたら雪がたくさんあるかもしれない、と思い、軽アイゼンを持って行ったが、本来ならしっかりしたアイゼン・ピッケルが必要だったと思う。雪渓の登下降は要注意。
6月12日には、この雪渓で滑落重症事故が発生したようだ。
傾斜のあるザラメ状の雪質なので滑りやすいが、下はカチカチ。
終始晴れていて大変暑かった。
夏至は一年で一番日が長いので、余裕をもって歩けたと思う。
称名ゲートは午前7時からしか開かず、閉鎖は午後6時。11時間以内に帰らないといけない。 |
標準コースタイムは5時間40分。 |
牛の首直下の鎖場。花崗岩のザレた道が滑りやすい |
少し上に行くと、ぬるぬるの苔むした岩が連続。痩せ尾根なので、一歩一歩注意。特に下山時は焦らないように。 |
牛の首トップから、雑穀谷。このあたりからザクロ谷が始まる。まだ雪で埋め尽くされている。 |
グリーンタフ?なのか、良く滑る岩 |
しばらくすると木道になり、大日平山荘まで軽快に飛ばす。大日平はとても美しい場所だ。 |
木道が数キロ続く。晴れた日は快適 |
薬師岳 |
大日岳に向かう |
下を水が流れる雪渓に取りつく。この水はおいしい。 |
2100m付近の雪渓。かなり傾斜があるため、アイゼン必須。 |
アイゼンを外したり、着けたりする。 |
大岩の所から薬師岳。標高は2300mくらい |
大日小屋前のきわどい雪渓を通過すると、軽快な雪渓が現れる。 |
まだ営業前の大日小屋。人の声が聞こえる。 |
小屋から山頂までは15分程度。ここからが最高に気分の良い歩きだ。 |
クラックがものすごい |
山頂着。白馬岳まで見える |
そして目の前には、剱岳。これを見たかった。以前はガスで見えなかった。 |
富山湾までくっきり。 |
立山連峰の大パノラマ。奥大日、別山、真砂岳、富士の折立かな? |
立山連峰を広角で |
常願寺川が富山湾に注ぐ |
剱から立山にかけての稜線 |
毛勝山 |
景色を十分に堪能して、下山 |
大日平山荘もまだ営業前 |
今日来れてよかった。ここは素晴らしい場所だ |
余韻に浸りながら、登山口を後にした。 |