2021年6月22日火曜日

大日岳 夏至山行

久しぶりに登山らしい登山が出来た。
立山連峰の一角にある「大日岳」。この山は以前にも登ったが、その時はガスだらけで何も展望がなかった。
今回は晴れていて、立山連峰を一望できた。

もしかしたら雪がたくさんあるかもしれない、と思い、軽アイゼンを持って行ったが、本来ならしっかりしたアイゼン・ピッケルが必要だったと思う。雪渓の登下降は要注意。
6月12日には、この雪渓で滑落重症事故が発生したようだ。
傾斜のあるザラメ状の雪質なので滑りやすいが、下はカチカチ。

終始晴れていて大変暑かった。
夏至は一年で一番日が長いので、余裕をもって歩けたと思う。




称名ゲートは午前7時からしか開かず、閉鎖は午後6時。11時間以内に帰らないといけない。

標準コースタイムは5時間40分。

牛の首直下の鎖場。花崗岩のザレた道が滑りやすい

少し上に行くと、ぬるぬるの苔むした岩が連続。痩せ尾根なので、一歩一歩注意。特に下山時は焦らないように。

牛の首トップから、雑穀谷。このあたりからザクロ谷が始まる。まだ雪で埋め尽くされている。

グリーンタフ?なのか、良く滑る岩

しばらくすると木道になり、大日平山荘まで軽快に飛ばす。大日平はとても美しい場所だ。

木道が数キロ続く。晴れた日は快適

薬師岳

大日岳に向かう

下を水が流れる雪渓に取りつく。この水はおいしい。

2100m付近の雪渓。かなり傾斜があるため、アイゼン必須。

アイゼンを外したり、着けたりする。

大岩の所から薬師岳。標高は2300mくらい

大日小屋前のきわどい雪渓を通過すると、軽快な雪渓が現れる。

まだ営業前の大日小屋。人の声が聞こえる。

小屋から山頂までは15分程度。ここからが最高に気分の良い歩きだ。

クラックがものすごい

山頂着。白馬岳まで見える

そして目の前には、剱岳。これを見たかった。以前はガスで見えなかった。

富山湾までくっきり。

立山連峰の大パノラマ。奥大日、別山、真砂岳、富士の折立かな?

立山連峰を広角で


常願寺川が富山湾に注ぐ

剱から立山にかけての稜線

毛勝山

景色を十分に堪能して、下山

大日平山荘もまだ営業前




今日来れてよかった。ここは素晴らしい場所だ

余韻に浸りながら、登山口を後にした。