2019年12月29日日曜日

【!注意!】正月の山は荒れる

出展:週間寒気予報 http://www.ystenki.jp/kanki.html

出展:気象庁天気図を加工して使用 https://www.jma.go.jp/jp/g3/

雪の北アルプス
正月は、いつもであるが、北陸地方や北アルプスは荒れることが多い。今年から来年にかけても、例外なく、荒れる予報となっている。

「日本海に雲がひとつ浮かんだかと思うと、何分か後には猛吹雪になる(『黒部の山賊』)」と言われるくらい、この時期の北アルプスの天気は急激に変わりやすく、一旦荒れると、何日も続く。

この「急激に変化する」気象のために、毎年正月の時期の北アルプスは、遭難者が必ず出る。近年は遭難が無かった年は皆無だ。

「なぜ、こんな時期に山に行くのだ」と、登山をしない人は言う。
しかし、雪山の美しさを知っている人は、行きたくなるのだ。

ただ、南アルプスや八ヶ岳と違い、乗鞍以北の山域は、日本海側独特の厳しい気象の影響を受ける。
日本海の湿った空気が、北アルプスにぶつかるので、雪が多く積もるのだ。
これは他の山々とは全く違う、恐ろしい環境を作ってしまう。

北陸地方の山は、1500m以上で偽高山帯になる。これは冬の雪が非常に多いために、樹木の成長が妨げられるせいだ。こんな環境になるには、どれだけの雪が必要なのだろうか?考えるだけでも恐ろしくなってくる。

湿雪とホワイトアウト、強風で一瞬のうちに行動不能になる。
その間、急激に積雪量が増大するのだ。まるでアリ地獄である。
もしもこんな気象につかまったら、その場で何日も停滞することを覚悟しなければならない、、、その間、何もなければいいが、雪崩でも直撃すれば、それで終わりである。

今年も正月は荒れる。可能な限り、北アルプスでの登山を中止することをお勧めする。
初日の出は拝めない。行くなら、太平洋側の山が良い。西高東低の気圧配置の場合、よく晴れるからである。