この山は福井県随一の「日本百名山」で、深田久弥は学生の頃その姿を見て感動し、のちに福井を訪れた時、登ったそうだ。
なかなか凛々しい姿をした、険しい山で「五竜岳」とか「カイラス山」を連想してしまうような、立派な独立峰だ。大野盆地からはっきり雪を戴いた姿が拝め、来てよかったと思えた。
本日はお天気が良いせいか、たくさんの登山者が登って来られた。ただ、アイゼンを持って来なかった方は、しゃくなげ平で引き返されていた。
険しい雪付きの尾根なので、アイゼン、ピッケルはしばらく必要になるだろう。
5時45分ごろ出発して、山頂は9時45分ごろ。雪は締まっており、アイゼンが効いた。白山がとても美しい。 |
日本百名山にふさわしい、いい山だね |
山頂より、大野盆地。箱庭のように見える |
西側を撮影。私の知らない山々 |
昼食を摂って、下山開始。 |
山頂に至る尾根 |
雪庇の崩壊がひどい。もうすぐ落ちると思われる。 |
中荒島岳より、登って来た壁を見下ろす。ここはピッケルを刺しながら、慎重に下りた。 |
中荒島岳から山頂は412m。でも、とても長く感じます。 |
私が一番乗りだった。下から賑やかな鈴の音。 |
中荒島岳へ登る壁を下から。道を間違えると、横の絶壁に落ちます。 |
この辺りで、下から上がって来られた4人組としばし談笑。なんと中出コースを歩いて来られたそうだ。しかも「もちがかべ」直登コースにもトライされたそうで。 |
かなり痩せた尾根なので、気を抜けない。 |
横には美しい白山が常に見えていた。危険だけど、すばらしい尾根。 |
さあ、核心部のもちがかべ上部に到着しましたよ。 |
雪が緩んできて、踏み抜きが激しくなってきた。まだ11時にもなっていないのに。 |
雪の無いところは、階段が崩壊。アイゼンを付けながら岩を下る。 |
もちがかべ迂回路で一番きついところ。この踏み抜きがなかなか難しい。 |
ここでアクシデント。真ん中の木道に大きな釘が出ており、それにシャツを引っ掛けて破いてしまう。ザックでなくてよかった。まだ登山道整備前なので、何が出ているかわからない。 |
もちがかべ直登コースに少し寄ってみたが、ここはちょっと無理だね。 |
もちがかべを下から見上げる。上部はほぼ垂直の壁になっている。それでもトレースが残っていた。チャレンジャーだなあ。私は夏道を利用した。 |
時間がかなり余ったので、帰り道しゃくなげ平から、小荒島岳へ寄ってみることにした。ここから見る荒島岳の姿は実にいいね!素晴らしかった。 |
再びしゃくなげ平に戻って、ここから元来た勝原コースを下りる。 |
しゃくなげ平への登りが結構急だったことがわかった。 |
ネットに載っていた通り、トトロの木は倒れていた。 |
登山口に無事帰還。しかし、このコースは、ここからが危ない。ほぼガレ場の道を下らなければならないからだ。浮石で何度も足を滑らす。もちがかべの急登よりも、実はこちらの方が危なかった。 |
旧勝原スキー場のゲレンデトップのリフトの残骸。 |
「カドハラ桜坂」と名付けられていたんだね。下の方はコンクリートになっており、歩きやすかった。横に桜が植えられており、満開だった。もっと木が大きくなれば、桜の名所になるかもね。 |
駐車場到着。勝原コースの案内板。トイレはまだ使えないので、注意。 |