2020年9月1日火曜日

登山前に摂取しておくとよい栄養

 


登山はとても体力を使うスポーツである。
普通で3000kcal、きついときは6000kcal以上のエネルギーを消費する。

そのため、まずは登山日までに高カロリーの食事をしておく必要がある。

6000kcalの栄養を摂るには、ごはん換算でお椀に10杯である。

豚肉だけを食べるなら、3kg。

カロリーが高いとされる植物油で660g。

なので登山前はカロリーを気にせずにたくさん食べて体力をつけておく。

登山30分ぐらい前に飲むのがBCAAサプリである。アミノバイタルプロを飲んでおくと、筋肉痛が出にくくなる。

あとビタミンC。これは体のコレステロールを変換して負荷に耐えられるようにする。

そしてコーヒー。カフェインは脂肪を燃焼しやすくするらしく、飲んでおけばスタミナを持続できる。

ただし、飲みすぎると心拍数が上がるので、高血圧の人や持病がある人にはお勧めできない。

登山中の行動食は、塩飴程度で良い。きつい運動なので、食欲が減退する。

私は以前まで、バーナーとコッフェルを持って行って、ラーメンなどを食べていたが、今ではそのような食事を摂ることはない。消化しにくい食事を摂ると体力が奪われるからだ。

したがって、昼食に摂るのはカロリーメイトやプロテインバーなどの固形物とゼリーだけだ。

前日までに十分な栄養を摂取しておけば、登山中に余計な栄養は必要ない。ただし水分は過剰なほど摂取しなければならない。プラティパスなどのハイドレーションシステムを積極的に利用して、十分な水分補給は欠かせない。

以上、かなり味気ない登山食ではあるが、十分な栄養と水分さえあれば人間は歩き続けることができるので、このようにしている。

登山開始時の栄養補給は特に重要で、これによって登山中のパフォーマンスは大きく異なってくる。