2月5日、野谷橋から妙法山に至る尾根を撮影。よく見ると雪崩がいたる所で発生しているのが分かる。 |
「週明けにでもどこかに行きたい」と思っていたのだが、どうも嫌な予感がする。
こういう時は行かないのが吉。
白馬方面、谷川岳、乗鞍方面の情報を収集してみると、どれも「硬い雪の上に、新雪が積もっている」というものが多いように感じられる。
木曽駒ヶ岳でもこの状況のようで、宝剣岳では滑落により何人かが亡くなられている。
また、湯沢、白馬でも亡くなった方が出ている。
要するに、2月前半の気温が高い状態の後、冷え込んで雪が凍結し、その上にまた新雪が積もっている状況のようで、最近の極端な気温上下が影響しているのは明らかだ。
「樹林帯ラッセル、その上は新雪の下に凍結層があり、アイゼンをかけていても滑る」という状況なら、BCスキーヤーはともかく、登山するような状況には無い。
もう少し状況が良くなるのを待つしか無い。
今年は特に異常な気象だ。まず山に雪が無い。地球温暖化の影響で、非常に読み難い。
春と厳冬期を繰り返すような山に、入る勇気は無い。
ここは行きたい気持ちをなんとか抑えるしかない。