2024年10月26日土曜日

赤銅鉱が入っていた

 先日買った蛍石のサンプルの中に、いろいろ混じっているように見えるので、詳しく撮影してみた。
何やら見たことのない赤い鉱物が付着している。他に似た色の鉱物が無いので「赤銅鉱(キュプライト)」であろう、と考えている。
これは酸化銅(Ⅰ)(=銅のサビ)であり、自然銅と一緒に出ることがあるらしい。

赤い鉱物は赤銅鉱であろう。金色の鉱物は黄銅鉱で間違いない、と思っているのだが(金色のが自然銅である、と書いている人もいるが、これはどう見ても黄銅鉱にしか見えない)。黒くてきらきらしているのは「閃亜鉛鉱」だと思っている。白い石英のようにみえる鉱物は、紫外線で強く蛍光するので蛍石で間違いない。謎なのは、蛍石に赤銅鉱が混じっているように見えること。こういう出方もするのだろうか?

別の場所にも赤銅鉱らしきものを発見。これは表面に金色が付いているから、黄銅鉱と一緒なのかもしれない。緑っぽいものは、銅の酸化物であろう。茶色の部分は蛍石に銅がしみ込んでいるように見える。雰囲気的にこのリンク先の標本燐銅ウラン鉱の乗ったこのリンク先の標本に似ている。

何でもやってみるのがいいかもしれない


 登山を始めた時は、これほど長く続けられるとは思っていなかった。
デスクワークだったので、「腰痛対策に筋肉を鍛えよう」ぐらいの気持ちでしかなかった。あと、気が滅入ることが多かったのもある。

頭でどれだけ考えるより、「何かやってみる」方が良い、と実感させられた。
実際に山に登れば、写真やSNSで得られる情報とは比較にならないほど、多くの経験をする。いや、写真がそもそも「絵空事」であることを、はっきり自覚することができる。
どれだけ文章でその素晴らしさや、辛さ、達成感などを書き綴っても、けっして「そのもの」ではありえないのだ。
これははっきり言える事である。

これは、何をするにしても同じだと思うのだ。
想像していたより、ずっと良いこともあれば、つまらないこともある。
いずれにせよ、「実際にやってみないとわからない」のである。

ひすい拾いにしても同じである。ひすいがいかに拾えないものであるのか、そして海岸に落ちている石が、いかに品質の悪いものであるかなどは実際に行って体験してみないとわからない。

だから人生において、頭の中だけで考えて「これはだめだ」と思うのは良くない。
やってみて、とてもできない、と思えば無理にやる必要はない。
ただ、それを判断するためには「とにかくやってみる」ことが必要だと思う。
でなければ、どうして判断できるだろうか?

決して登れない、と思っていた山に登れたこともあれば、
こんな石は拾えない、と思っていた石を拾ったこともある。
逆にひどい目にあったり、危険な目にあったこともある。
人生、寝ていても死ぬときは死ぬ。
あまり恐れないで、自分がやれることをやってみる、ということだと思う。

なんだか「うんちく」を垂れているみたいで嫌な文章になってしまった。
しかし、インターネットの世界では得られないものが、実際現実世界で何かをやってみる事で得られることが伝われば、いいなと思ってこの文を書いてみた。

2024年10月18日金曜日

スカルン鉱床は大地のエキス

 スカルン鉱床

スカルン鉱床の説明は上記リンクがわかりやすい。
要するに、地下から上がってきたマグマ、熱水など、高温の物質と、堆積岩である石灰岩が接触する。酸性の熱水の中には地下深くに存在する金属などが含まれており、それがアルカリ性である「石灰岩」と接触することで中和し、その中に金属が取り込まれた鉱脈だ。
自分の住んでいる所に近い神岡鉱山が代表的な例である。
接触した石灰岩は変成し、「結晶質石灰岩(大理石)」になる。
神岡鉱山の場合は、接触される側の石灰岩がすでに結晶質石灰岩になっており、それが火成岩由来のマグマから発生した熱水に接触することで鉱床を作っている。
金属は火山の硫黄分と結合し、硫化物として沈殿することが多い。
簡単に言えば「マグマの中の金属が、石灰岩の境目に溜まっている」タイプの鉱脈なのだ。

飛騨帯に広く分布する結晶質石灰岩の例。透輝石や石墨を含んでいる

亜鉛を含む異極鉱と思われる鉱物。茶色の部分は磁硫鉄鉱

スカルン鉱床に含まれる金属元素は種類が多く、神岡鉱山の場合は亜鉛が主であった。
神岡鉱山の周辺には、金銀銅はもちろん、石墨や鉛、モリブデン、そして有害なヒ素やカドミウムを含む鉱脈が点在していた。
現在ではこれらの鉱山はすべて閉山されている(現在立ち入りが禁止されているところがほとんど)。神岡鉱山は奈良時代の頃からすでに採掘されていたほど歴史が古く、日本の鉱業史の中でも欠くことのできない重要な鉱山であった。

スカルン鉱床が面白いのは、そこに含まれる多彩な鉱物、金属だけでなく、地質学的な特異性を持つこと。それは日本国土の成立にも関わる大地の運動の歴史を刻んでいる。
大陸から分裂した岩石に含まれる変成した石灰岩に、火山活動で湧き上がってきたマグマが接触し、このような鉱物が生まれるのである。不思議なことだな、と思う。

2024年10月17日木曜日

金剛堂山 あとどのくらい登山できるか

 先日、金剛堂山に久しぶりに登ってきた。
事情があって、大急ぎで下山しなければならなくなったが、急激に天候が悪化する前だったので、ちょうどよかった。
朝6時半開始で、お昼前には降りてこられた。

あとどのくらい登山できるか、わからないけれども、やはり登山はすばらしい。
条件の許す限り、機会を見つけて続けたい、と願っている。

紅葉はもう始まってもおかしくないのだが、葉が枯れてしまっている。今年の夏の異常な高温のため、環境が変わっているようにも思う。年々、この傾向が強くなってきている。写真は向かいの白木峰

草紅葉というよりは、枯れている

この風衝草原が好き。丸い山は前金剛。この日も風が結構強かった。

中金剛(1650m)から、両白山地。この後、雲に覆われてしまう

奥金剛(1616m)

風が強く、雲の流れが速い


この時点で9時40分ぐらいなので、まだ天気が崩れていない。おにぎりを2個食べて、早々に下山を開始した。

2024年10月16日水曜日

事情により


事情により、今後あまり登山に行けなくなるかもしれない。
昨日の登山の最中に、携帯が鳴り、のっぴきならぬ用事が発生したことを知った。
急いで下山して、なんとか用事を済ませた。

最近ほんとうに忙しくなった。
歳を重ねるにつれ、責任の重いことが増えてくる。
どうしようもないのだけれど。
今まで登れていたのは、本当に幸運の連続であった。

ブログは更新していこう、と思う。
タイトルも、「石のように」という名前に変えた。
これまで以上に山の記事も書けなくなってくるのではないか、と思う。