クマのうめき声を聞いて下山された方の記録
下山後、他の登った方々の記録を確認すると、中に「クマのうなり声を聞いたので下りてきた」という記事を発見。
私が登った時にも確かに登山道には動物の排泄物がたくさんあり、林の中から「ドルルルルー」と形容できるような重低音が響いていた。
しかし、大型動物が動く時の「ガサガサ、バキバキ」という音は聞いていない。
大きな動物はカモシカ程度の大きさでもかなり大きな音がするので、この時は鳥みたいな小さな生き物の鳴き声だと思っていた。
ヤマドリは「ドラミング」をする時に重低音を発するらしいので、多分音の主はヤマドリではないかと思う。「バタバタ」というような、羽搏きのような音の後に、その音は聞こえていたので。
しかしながら、記録を書かれた登山者が本当にクマの声を聞かれた可能性はあると思う。
たまたま、私が聞かなかっただけかもしれない。動物の排泄物はネットで調べる限り、たしかにクマのものに似ていた。
猿の声はよく聞いたが、かなり向こうにいた。
クマは出合頭にならない限り、積極的に攻撃を仕掛けてくることは少ないとされる。
向こうも人間に会いたくないはずだ。
しかし最近では十和田湖の周辺で、人を襲うクマも現れているので、油断はできない。
クマ鈴は効果があると感じている。特に高い音のするものが良い。今の時期の単独入山では必須のアイテムだ。
2019年5月17日金曜日
2019年5月16日木曜日
黒姫山の後で、ヒスイ海岸で拾ってきた石
昨日の青海黒姫山登山の後、親不知ピアパークの海岸に出て「ヒスイ探し」をやってみた。糸魚川は世界でも珍しいヒスイの産地で有名だ。
ヒスイは複雑な地質変化によって造られる変成岩で、北アルプス造山運動とも密接に関係している。
青海周辺が巨大プレートの境界に位置しているため、強い圧力がかかっていることが原因で、いろいろな珍しい鉱物が生成されるのだ。
奴奈川石、青海石など、ここでしか発見されていない鉱物もある。
(川の石は採取が厳禁されており、監視カメラが動作しているとのこと。海岸の石は拾っても良い。)
ヒスイは10万個に一個の割合でしか見つからないというぐらい、なかなか無い石だ。
親不知ピアパークには巨大なヒスイの原石が展示されているが、これは盗掘を防ぐために、川の上流から移されたものだという。みたところ、白いゴツゴツした巨大な石にしか見えない。普通の石と何が違うのか???
ヒスイ輝石の色は基本的に白で、味の素の結晶のようなものが見えるのがそうだという。
光を通すか、通さないかは関係無いそうだ。
いろいろ調べたが、調べれば調べるほど、「本物のヒスイ」の定義がわからなくなってしまった。人によって言うことが違う。
ヒスイは緑だという人がいたり、緑の石でもヒスイでないものもあるとか、黒いヒスイもあるとか。。。
とにかく、何がヒスイなのか、さっぱりわからない。
勘で「それっぽい石」を探した結果が以下の2つ。
(インターネットで調べると違う鉱物のようだ。)
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| 表面に結晶が見える。よく光を通す。色は黄色い。中に真っ赤な部分が少し。 |
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| ライトを当ててみると、全体的に光を通すが、上の部分が特によく通す。石英か、玉髄(めのう)だろう。ヒスイは丸い形にならないという。しかし全体的に結晶構造なのだが。 |
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| これも表面に結晶構造が少しだけある。だが、前の石に比べるとつるつるだ。 |
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| ライトを当てると、よく光を通す。 |
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| 参考までに、本物のヒスイのカットした石と比較してみる。やはりヒスイは緑かな。昔のものなのでかなり質が良いはずだ。 |
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| 光を当てると美しく緑色に光を通す。やはりこれぐらいのレベルじゃ無いと、ヒスイとは言えないだろうな。 |
2019年5月15日水曜日
青海黒姫山 アイゼン忘れた 危ない雪渓
本日は1ヶ月に1回の登山の日。朝から好天でラッキーだった。
朝6時出発で、山頂が9時前。
下山はゆっくり降りて、12時半。
6時間ほどの登山だったが、登山口標高が83m。山頂は1221m。標高差1000m以上あり、距離が4kmほどなので、ずっと急登。
この山は全山石灰岩でできている。たぶんアルカリ性の土壌だ。石鹸もアルカリ性なので、とにかくよく滑る(ほんとかな?)。原因は適当だが、普通の山より滑りやすいことは確かだ。
おまけに上部は予想に反して雪渓がしっかり残っており、軽アイゼンぐらいは必要な状況だった。朝早かったので、まだ凍っており、とても怖い思いをした。
久しぶりに撤退を考えた。しかしまだ行けるかもと思ってキックステップを繰り返す。
撤退と前進と五分五分ぐらいの気持ちになったのは久しぶりだ。
結局、なんとか山頂にたどり着けたが。
本日の登山者は1名。関東方面から来られた70過ぎの方。300名山を制覇中だと言っておられた。
下山中に登山道を整備しておられる方に会った。この方は田中陽希さんが4月にここを登られた時に同行された方だった。
このように登山道を整備してくださる方々のおかげで、我々は山に登ることができる。
この方に「登山ノート」を書いていきなさい、と言われたので、下山後、このブログの紹介と共に、登山道の状況を書いてきました。もし見られたら、参考になさってください(5/15現在の登山道の状況を書いてきました)。
朝6時出発で、山頂が9時前。
下山はゆっくり降りて、12時半。
6時間ほどの登山だったが、登山口標高が83m。山頂は1221m。標高差1000m以上あり、距離が4kmほどなので、ずっと急登。
この山は全山石灰岩でできている。たぶんアルカリ性の土壌だ。石鹸もアルカリ性なので、とにかくよく滑る(ほんとかな?)。原因は適当だが、普通の山より滑りやすいことは確かだ。
おまけに上部は予想に反して雪渓がしっかり残っており、軽アイゼンぐらいは必要な状況だった。朝早かったので、まだ凍っており、とても怖い思いをした。
久しぶりに撤退を考えた。しかしまだ行けるかもと思ってキックステップを繰り返す。
撤退と前進と五分五分ぐらいの気持ちになったのは久しぶりだ。
結局、なんとか山頂にたどり着けたが。
本日の登山者は1名。関東方面から来られた70過ぎの方。300名山を制覇中だと言っておられた。
下山中に登山道を整備しておられる方に会った。この方は田中陽希さんが4月にここを登られた時に同行された方だった。
このように登山道を整備してくださる方々のおかげで、我々は山に登ることができる。
この方に「登山ノート」を書いていきなさい、と言われたので、下山後、このブログの紹介と共に、登山道の状況を書いてきました。もし見られたら、参考になさってください(5/15現在の登山道の状況を書いてきました)。
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| 青海黒姫山 険しそう |
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| 山頂までCT5時間! |
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| だんだん標高を上げると、栂海新道の山々が見えてくる。まだ雪がけっこうある。 |
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| 金木平。標高800m。ここからが、この山の核心部となる。水場あり。 |
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| トラバース気味に急登を進む。石灰岩はとても滑るので、ヒヤヒヤする。 |
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| 急な場所にはハシゴがある。3本ほど見かけた。こんな場所を整備していただけるからこそ、楽に登ることができる。 |
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| 急登を登り終えると、西ノ河原という場所に出る。ここからは雪渓が繋がっており、道迷いに注意!ピンクテープを見落とさない!軽アイゼンある人は、ここでつけると良い。私は忘れてしまったので、ここからが正念場だった。 |
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| だんだん急になってくる雪渓。キックステップしながら、なんとかしのぐ。朝方は凍っている。しかし、1200m程度の山に、まさかこんなに雪が残っているなんて予想もしなかったよ。 |
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| さらに斜度を増す雪渓。道もわかりにくい。木につかまりながら、登はんする。だんだん変な汗をかいてくる。アドレナリンが出てきたことなんて、久しぶり。 |
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| 上部の急傾斜の雪渓は、かなり危険だった。久しぶりに撤退を考えたが、木が出ていたので、つかまりながら行くことにした。でも、これで良かったのかな? |
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| 雪渓の中はルート取りもしにくかった。GWに付いたと思われるトレースをたどるが、不明瞭だ。 |
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| 一番緊張を強いられた場所。大きなツリーホールの手前は急傾斜。山側は踏み抜くと落ちそうだ。高さは2mぐらいありそうな感じだった。いちかばちか、クリアする。 |
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| 雪渓の最終地点。雪が割れており、緊張した。 |
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| 稜線に到達した。ここからは石灰岩の岩稜歩きとなる。かなり痩せているので、両側に注意。 |
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| 朝日岳?雪倉岳?が見えてくる。非常に素晴らしい風景だ。 |
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| 黒姫山本体に行く前に鞍部がある。 |
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| 山頂着。まだ9時になっていなかった。2時間45分ほどで来られたが、全く休憩する場所がなかったから早くなっただけ。糸魚川市内が箱庭のよう。日本海がどーんと目の前に!感動した。 |
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| 明星山と頚城山塊、海谷山塊、雨飾山方面。眼下には |
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| 1等三角点と山頂標識。 |
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| ギフチョウみたいな蝶が舞っていた。 |
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| 朝日岳から白馬岳に続く北アルプス主稜線だ。 |
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| 新潟焼山の奥に、火打山が見える。 |
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| 記念撮影。日が照ってくると、暑くなってきた。 |
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| 去年行った雨飾山方面。まだ雪深いな。 |
2019年5月5日日曜日
気象遭難について
羽根田修『ドキュメント 気象遭難』
昔の本ではあるが、上のリンクの本は気象遭難の事例をいくつか集めていて有用だ。
(ただし、一般登山者にはあまり縁のない、冬の剱岳の話が二つ入っているが)
本日も丹沢において、落雷の直撃を受けて亡くなった方がある。
前掲の本にも、落雷の事例が一つ入っている。これによれば、雷は周りより高いものがある場所には、どこにでも落ちるようだ。なるべく身を低くしても、周囲に木があれば、木を伝って被雷する可能性がある。この例では、樹林帯の中にいた時に落雷が起こったという。森の中にいれば、安全だというのは間違いだ。
山中で雷に遭えば、逃げる場所はほとんど無い。だから雷注意報が出ている場合は、山に入ってはいけない。遠雷が聞こえたりした場合などは、とにかく逃げるしかないが、それでも逃げ切れるかどうかは定かで無い。
この本には北海道のトムラウシ山の例も載っていた。トムラウシ山はほんとうに危険な山で、この本に載っている例では2人の死者が出ている。
この本が出版された後、2009年には日本の登山史上忘れることのできない大量遭難事故が発生してしまった。
本の事例も、2009年の事故も、7月に発生している。北海道の山は7月、8月でも降雪するというから、本州の5月ぐらいにアルプスに登るような装備で臨まなければならないと思う。つまり北海道は春山なのだ。
本の事例では、台風の中、登山を続行したことが原因であった。
2009年の事故の場合も、強風と豪雨の中、現状を認識できなかったガイドによる登山の続行が原因であり、8名の死者を出した。
山において、もっとも危険なのが気象の急変だと私は思っている。
なぜなら、道迷い、滑落等は十分に注意すればある程度予防できるが、気象に関しては、前もって十分に予想して準備しておいても、急に変化することがあるからだ。
雷などはいつ発生するか分からない。急な雨や風雪に遭えば体温が下がり、低体温症で簡単に死んでしまう。
大自然は人間に対して一切手加減をしない。ちょっとした不注意で、簡単に危険な状況になってしまうのが山である。
常日頃からの十分な天候チェック、そしてもしもの場合のために、装備の充実を図らなければならない。
昔の本ではあるが、上のリンクの本は気象遭難の事例をいくつか集めていて有用だ。
(ただし、一般登山者にはあまり縁のない、冬の剱岳の話が二つ入っているが)
本日も丹沢において、落雷の直撃を受けて亡くなった方がある。
前掲の本にも、落雷の事例が一つ入っている。これによれば、雷は周りより高いものがある場所には、どこにでも落ちるようだ。なるべく身を低くしても、周囲に木があれば、木を伝って被雷する可能性がある。この例では、樹林帯の中にいた時に落雷が起こったという。森の中にいれば、安全だというのは間違いだ。
山中で雷に遭えば、逃げる場所はほとんど無い。だから雷注意報が出ている場合は、山に入ってはいけない。遠雷が聞こえたりした場合などは、とにかく逃げるしかないが、それでも逃げ切れるかどうかは定かで無い。
この本には北海道のトムラウシ山の例も載っていた。トムラウシ山はほんとうに危険な山で、この本に載っている例では2人の死者が出ている。
この本が出版された後、2009年には日本の登山史上忘れることのできない大量遭難事故が発生してしまった。
本の事例も、2009年の事故も、7月に発生している。北海道の山は7月、8月でも降雪するというから、本州の5月ぐらいにアルプスに登るような装備で臨まなければならないと思う。つまり北海道は春山なのだ。
本の事例では、台風の中、登山を続行したことが原因であった。
2009年の事故の場合も、強風と豪雨の中、現状を認識できなかったガイドによる登山の続行が原因であり、8名の死者を出した。
山において、もっとも危険なのが気象の急変だと私は思っている。
なぜなら、道迷い、滑落等は十分に注意すればある程度予防できるが、気象に関しては、前もって十分に予想して準備しておいても、急に変化することがあるからだ。
雷などはいつ発生するか分からない。急な雨や風雪に遭えば体温が下がり、低体温症で簡単に死んでしまう。
大自然は人間に対して一切手加減をしない。ちょっとした不注意で、簡単に危険な状況になってしまうのが山である。
常日頃からの十分な天候チェック、そしてもしもの場合のために、装備の充実を図らなければならない。
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| 2014/01/24 @五箇山高落場山 急に湧いてきた層積雲の堤。この後、間もなく降雪してきた。登りは快晴だったのに、一瞬で天気が変わってしまう山の天気の恐ろしさを思い知った。 |
2019年5月1日水曜日
天皇陛下と登山

By E-190 - E-190's file, CC BY-SA 3.0, Link
(那須岳と朝日岳)
天皇陛下は登山のご趣味もあられるようだ。
今まで約170の山に登頂せられたということである。
その山の歴史的な背景を理解せられ、思いを馳せながら登山をされるという。
山を愛するお人柄に感銘を受けた。
日本の山は特に樹林帯が美しい。多くの自然が保存されている世界でも有数の国である。
この美しい日本の山を、後世まで残していかなければならない。
今日は令和の初日。天皇陛下の御即位をお祝い申し上げる。
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